感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Iwata Kentaro
7
献本御礼。メンタル・ヘルス問題を持つ患者を多々見ているが、かといって熱心に勉強を重ねているわけでもない怠惰なぼくにはこういう読書の機会は本当にありがたい。とはいえ、本書を十分に咀嚼したとはとても言えない。言えないが葛藤のポイントは共感する。2022/12/01
Go Extreme
6
診療感覚を練磨する: 仮説に居つかない 未知を未知で説明しない 遅れるトリアージ感覚 境界線を育てる 曇らない目はない 表現形を読み解く: 診断という虚像 表現のプリズム 「脆弱性+打撃→反応」の立式 多重の嗅ぎ取り 実学としての治療: 除反応とファントム システム崩し 鞘の内2021/11/08
Satoshi Hara
5
実学としての臨床という副タイトルに集約されている。仮説に居つかない、未知を未知で説明しない(これやってしまうんですよ)、トリアージ感覚、医師も患者の病態に影響を与え与えられている存在の一人、診断という虚像、表現のプリズム、立式(前著よりパワーアップしている)、多重の嗅ぎ取り、除反応とファントム、システム崩し、関わりの技術、、、精神科と内科の境目なんてこだわらずに、臨床家として成長したい医師は必読。2022/08/02
シダネル
3
昔、剣を交えたことがある先生の著。 ガイドライン診療について最近感じていたことについて一つの答えになる内容だった。熟達した内科医になりたいという思いが強まる。あと精神科モチベも少し上がった。再読の価値あり。2021/12/25
さとし
3
「脆弱性+打撃→反応」の立式を念頭に置くことで診療の解像度が上がると思う。治療の中の応答で患者の特性をアセスメントすることも多いが、大枠ではこの式に則っているのかもしれない。2021/10/08