出版社内容情報
最新ネットワーク科学の幅広い分野の応用事例を紹介した日本で初めての書籍。 「スケールフリー」・「スモールワールド」・「コミュニティ抽出」
目次
第1章 スケールフリーネットワークモデル
第2章 いくつかのネットワーク指標について
第3章 ネットワークの可視化と分析ツール
第4章 ネットワークの自己組織化と頑健性
第5章 コミュニティ抽出法―社会ネットワーク分析から大規模解析まで
第6章 経済におけるネットワーク分析法
第7章 さまざまな現象に見られるべき乗則
著者等紹介
林幸雄[ハヤシユキオ]
1987年豊橋技術科学大学大学院電気電子工学専攻修士課程修了。博士(工学)。富士ゼロックス(株)システム技術研究所。1991年ATR視聴覚機構研究所人間情報通信研究所(出向)。2003年文部科学省研究振興局学術調査官(併任)。現在、北陸先端科学技術大学院大学知識科学研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
デコボコ
5
個人的に興味があるのは代謝ネットワークなどのシステム生物学がらみの話題で、この本の内容を直接活かせるということはなかった。 けれど、2章の媒介中心性の話などは面白く、読み物としても結構楽しめました。話題も豊富ですし。2015/03/05
山のトンネル
2
ネットワーク分析のコラム的な感じ。つまみ食いする感じで読む。2022/04/08
ぺ
2
ネットワークの代表的モデルから、幾何的構造指標、分析ツール、設計法、コミュニティ抽出アルゴリズム、経済データ解析、さまざまな現象におけるべき則までを網羅的に解説している。内容は割と高度だが、ネットワーク科学を研究する上で必要となる知識が章立てされてまとまっており、まさしく「道具箱」的に使用できる。最近提唱されたという、べき乗分布を説明する「HOT(Higihly Optimized Tolerance)」と呼ばれる新たな理論については全く知らなかったので、他の書籍などで詳しく調べていきたい。2015/01/06
pi_nika
0
複数著者のためか分かりやすさにバラつきがあるものの、いくつか面白く読めた。ただ、読み物と専門書とのどっちつかずの感はあった。2015/04/12