キリストは再び十字架にかけられる

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  • サイズ B6判/ページ数 769p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784764299740
  • NDC分類 991
  • Cコード C0097

内容説明

アナトリア半島にあるギリシア人の小さな村に、ある日トルコ軍の迫害を受けた難民たちが流れ込む。以来、難民たちと村人たちの間には軋轢が生じ、次々と事件が勃発する…。二〇世紀初頭のオスマン帝国治下のギリシア人村で復活大祭から降誕祭までに起こる一連の事件を描いた物語。政治的・社会的・宗教的主題を内包する重厚な人間ドラマが、牧歌的な美しい自然描写と共に語られ、全篇に横溢する著者のユーモアを味わえる、現代ギリシア文学の代表的小説。

著者等紹介

カザンザキス,ニコス[カザンザキス,ニコス]
ギリシアの小説家、詩人、劇作家、翻訳家、政治家。1883年クレタ島のイラクリオンに生まれる。アテネ大学で法学を、パリ・ソルボンヌ大学で哲学を学ぶ。キリスト教、仏教、共産主義などの思想を遍歴、生涯を通じて人間精神の真の自由を追求した。1948年以降フランス在住。1957年ドイツ・フライブルクで客死。3度にわたりノーベル文学賞候補に挙げられた、20世紀ギリシアを代表する文学者

藤下幸子[フジシタサチコ]
京都市立芸術大学日本画科卒業。ギリシア国立テサロニキ大学「留学生のためのギリシア語コース」修了。ギリシア国立アテネ美術大学モザイク科修了。現在、大阪市で現代ギリシア語教室「エリニカ」主宰

田島容子[タジマヨウコ]
大阪大学文学部西洋史学科卒業(古代ギリシア史専攻)。同聴講生(古典ギリシア語)。百合学院高等学校非常勤講師(社会科歴史担当)。現代ギリシア語教室「エリニカ」講座受講(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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