内容説明
神のみを見つめ、走り抜いた信仰の道。明治から昭和の激動の時代、内村鑑三らに学びつつキリスト教伝道に命をささげた、山本書店創業者・山本七平の岳母でもある寶田愛子。あらゆる艱難に襲われながらも、ひたすら神への愛と祈りをもって戦い続けたその姿を鮮やかに描き出す。日本のキリスト教における女性史の一断面を示した珠玉の評伝!
目次
両親
結婚
上海から淀橋へ
弦巻時代
戦争の爪痕
村上の試練と召命
愛子の伝道
破門
無教会キリスト教伝道者
今井館
母の祈り
玲子の結婚
信子の結婚
愛子と矢内原忠雄
一蔵の死
玲子の試練、そして鎌倉へ
文子の結婚
神、我が祈りを聞けり
著者等紹介
矢田部千佳子[ヤタベチカコ]
無教会キリスト教女性史研究者。AP通信社退職後、ルーテル学院大学を経て、立教大学大学院キリスト教学研究科博士課程在籍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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