内容説明
イエスは「放蕩息子」で何を語ったか。これまで知られていなかった中近東の聖書解釈と生活体験に根ざした全く新しい「譬え話」の読み方!ナウエンにも影響を与えた著者が発掘する「放蕩息子」の革新的な神のイメージ。ヤコブ物語とイエスの譬え話。
目次
第1部 序説 イエスを神学者と呼ぶことはなにを意味するか
第2章 ルカ福音書一五章の放蕩息子の譬え話と創世記二七‐三五章のヤコブ伝説との比較―ルカ一五章の構造
第3部 ルカ福音書一五章の放蕩息子の譬え話と創世記二七‐三五章のヤコブ伝説との比較―伝説と譬え話:類似性と対照的差異
第4部 この研究がイエスの神学の理解にとってはらんでいる意義
結論
付録 ヤコブ伝説と放蕩息子の譬え話とのあいだに見いだされる様々なタイプの対照的差異と類似性の索引
著者等紹介
森泉弘次[モリイズミコウジ]
1934年東京に生まれる。1962年早稲田大学大学院文学研究科修士課程露文専攻修了。1973年北海道大学大学院文学研究科博士課程英米文学専攻中退。青山学院女子短期大学名誉教授。現在、ユネスコ所属日本翻訳家協会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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