内容説明
ローマ帝国、十字軍、宗教改革、ピューリタン革命など、世界史と密接な関係にあるキリスト教の歴史を鮮やかに描く。ラテン・アメリカをはじめ、これまで見過ごされがちだった地域にもスポットを当てた画期的な書。分かりやすい記述によって多くの読者を獲得している著者によるキリスト教史入門書の決定版。
目次
概説
第1章 古代教会
第2章 キリスト教帝国
第3章 中世初期
第4章 中世絶頂期
第5章 中世後期
第6章 征服と改革
第7章 十七世紀、十八世紀
第8章 十九世紀
第9章 二十世紀と近代の終焉
著者等紹介
金丸英子[カナマルエイコ]
アメリカ・ベーラー大学大学院博士課程修了。現在、西南学院大学神学部准教授(教会史専攻)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゲオルギオ・ハーン
27
キリスト教から見るライトな世界史といった内容。キリスト教の古代の歩みがあやふやなので整理はできたがライトな内容なのでもう少し深く知りたいというのには向かない。もともとはアメリカで出ていた本のため、日本の展開はかなりあっさりしており、明治時代以前のことにはほとんど触れていない。少しバランスが悪いのは割とプロテスタント系の動きは解説が入るが、カトリックの方はそこまで詳しくわからないこと。世界史の流れの中でのキリスト教の動きの概要を知るという点では読みやすかった。もう少し深く踏み込んだ本を読んでいきたい。2024/05/31
Jack Amano
1
J.ゴンザレスのキリスト教史の要約版といったところかと。比較的簡単にキリスト教の歴史(教会を中心とした歴史)がまとめられています。最低限知っておくべきことをまとめたもの(Essential Guide)のため、読んで面白いということにはならなかった。まずは何となくこれで全体像をつかんだ上で、もっとディープな世界に入っていこうかと。2022/10/16
燐寸法師(Twitter @matchmonk)
1
教科書「キリスト教史」の前菜。程よく出汁の効いたすまし汁のように美味しく頂きました。2022/05/04
少穆
1
キリスト教の成立から現代までの大きな流れと、歴史上の重要時にキリスト教がどのように係わってきたのかについて、凝縮して書かれている。 しかし本書だけでは、文中で著者により何度も念を押されているように、大きなラインを掴むことはできても、ポイントを明確にとらえることはできないようだ。本書を手引書として引用されている参考文献や新たに出版されているであろう別の面から事件をとらえた書籍を読んでいくべきなのだろう。 評価:★★★★★ 2012/10/16
hidekopon
1
さらっと復習にピッタリ。初学者にとっては入門書一歩前といったところか。2012/05/10
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