感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紙狸
16
原著は2002年、英国で出版。訳書は2010年に刊行。東芝の社長を務めた佐波正一氏が翻訳者。佐波氏にとってファラデーは電磁気学の開拓者というだけでなく、「三代目の信徒」という接点があったという。ファラデーは英国国教会ではない「サンデマン派」に属するキリスト教徒。佐波氏の祖父は日本基督教会の牧師だった。この伝記は、科学者の一生を、教会との関係、芸術家との交流まで視野に入れて描く。鍛冶屋の子供で、高等教育を受けることなく、知的向上心を抱き、実験に励み、科学史に残る業績を残した。やはり偉人である。2021/07/25
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