出版社内容情報
「非極」から世界を見る、もう一つの「国際政治学」へ
「山には木がない」――中島みゆきと同郷の著者が受けた上洛の日々の衝撃から、アメリカ暮らしと冷戦下ソ連の往訪、新興アジアやメキシコの躍動を語り、世界を「極」でなく、民衆と市民、そして「非極」(途上国)から読む著者独自の世界像を紡ぎ、「地殻変動する世界」の現実を予測展望する。
冷戦前後の世界的転換を鮮やかに描き出し、九〇年代国際政治学の礎となった記念碑的成果を収めた著作集第二巻
内容説明
「山には木がない」―中島みゆきと同郷の著者が受けた上洛の日々の衝撃から、アメリカ暮らしと冷戦下ソ連の往訪、新興アジアやメキシコの躍動を語り、世界を「極」(先進国)でなく、「非極」(途上国)、そして民衆と市民から読む著者独自の世界像を紡ぎ、「地殻変動する世界」の現実を予測展望する。
目次
1 非極の世界像―国際政治の読み解き方(非極の世界像―旅とトポス;豊かさと戦後―知のあり方;核と飢えと―第三世界から;軍縮へ―東西のはざまで;日本の進路―防衛を考える)
2 地殻変動の世界像―新たな国際秩序を読み解く(世界が激変したとき―新世紀を開くソ連・東欧の波;冷戦の終わり―ポスト・マルタ体制の世界;アメリカ帝国の終焉―衰退する経済;新たな国際秩序―92年EC統合を前に;「軍事」から「経済」の時代へ;変わる世界と日本)
3 ポスト・ペレストロイカの世界像―「帝国」はなぜ崩壊したのか(変貌の地下水―ペレストロイカに至る道;ペレストロイカの本質―危機管理・市民社会・体制変換;東欧革命が切り開く新世紀―瓦解する「帝国」、成熟する「社会」 ほか)
著者等紹介
進藤榮一[シンドウエイイチ]
1939年北海道生まれ。京大法卒。同大学院博士課程修了。法博。筑波大名誉教授、一般社団法人アジア連合大学院機構理事長、国際アジア共同体学会会長。一帯一路日本研究センター代表。京大、名大、早大、米・加・墨などで講師・客員教授、ジョンズホプキンズ、プリンストン、ハーバード米国史研究所、米国平和研究所、コペンハーゲン、オックスフォード、米国ウイルソン国際研究所、延世大、香港中文大などで上級研究員歴任。専門はアメリカ外交、国際政治経済学、公共政策論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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