内容説明
ベンチャービジネス第一号ともいえる「石油会社」を創立した人物として歴史の片隅に名を残す「石坂周造」。清河八郎の下で攘夷を志し、山岡鉄舟の義弟として旧幕臣相手に“白紙”の説諭書を持って天下の大演説。三度の入牢の後、勝海舟による新政府役人へのスカウトを断った「浪士」は、新しい時代に石油を掘ることを決意する。明治維新後の動乱期、日本の産業化の原点を担ったある男の物語。
目次
明け烏
浪士組
輪廻
恩讎
出師の表
暁鳥一声
開花の天
くそうず
先駆者
金看板
有司専制
風雲観望
残照
著者等紹介
真島節朗[マシマセツオ]
1932年山口県下松町生まれ、明治大学商学部卒、日本石油株式会社(現・JXTGエネルギー)入社、『日本石油百年史』編纂に従事、以後金融機関・社団法人・民間企業などの年史執筆協力、『海と周辺国に向き合う日本人の歴史』で2000年第1回古代ロマン文学大賞受賞、2005年4月ブログ「反戦塾」を開設(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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