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講談社+α文庫
日本銀行の敗北―「失なわれた10年」の背信

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  • サイズ 文庫判/ページ数 233p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784062564892
  • NDC分類 338.41
  • Cコード C0136

内容説明

バブル発生と崩壊の「戦犯」日銀は、「失なわれた10年」に何をしてきたのか?現職課長の逮捕後も、大蔵省の自粛を後目に天下りを復活させ、相変わらずの高給を食むが、ゼロ金利是正すらままならない。はずれてばかりいる景気判断、時代遅れとなった手法、海外で赤子扱いされる日銀総裁、そして事実上の「国債直接引き受け」…。日銀は「失なわれた20年」を作るのか。

目次

プロローグ 日銀に殺された日債銀社長
第1章 「失われた一〇年」の演出者
第2章 改革を拒む日銀
第3章 「ざぶん」「どぼん」
第4章 日銀を捨てるエリートたち
第5章 天下り百花繚乱
第6章 日銀に巣くうエコノミストと記者
エピローグ 金融庁にのみ込まれる日銀

著者等紹介

石井正幸[イシイマサユキ]
1948年、広島県に生まれる。京都大学法学部を卒業後、1972年、日本銀行入行。営業局、外国局、金融研究所などに勤務。この間、外務省、日本輸出入銀行に出向し、1987年調査役で退行。P.J.S.P.石井プランニング代表取締役社長として経営戦略・金融・国際コンサルティング業務を推進している。著書には『地銀大再編』(毎日新聞社)、『メインバンク蒸発』(太陽企画出版)、『誰も書かなかった日本銀行』(あっぷる出版社)などがある
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

高橋 橘苑

6
とにかく読み終えた感じで、私は金融どころか経済にも疎いので、残念ながら筆者の意図を充分に理解できたわけではない。その昔、徒然に「ルワンダ銀行総裁日誌」を読んで偉い日本人がいるもんだと感心したが、著者の服部正也氏も確か日銀出身で、盲目的に日本銀行の無謬性を信じていた。本書は2001年上梓で逆風時代の日銀の批評であるが、遅れてきたバブル時代の後遺症と閉鎖体質を検証している。世界経済が不安定さを増す中で、「通貨の番人」としての日銀の役割はより一層に重い。一人の国民としてアベノミクスの成否を見守りたい。2013/10/28

青ポス

1
2000年あたりの日銀の内部告発本。当時の日銀の体制を糾弾するばかりで、今はどうなんだろうと思った。結局何も変わらないまま「失われた20年」になってしまったのだろうか。2012/12/12

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