内容説明
多くの思いを背負い、常に「死」と隣り合わせにいながら病と差別を戦い抜いてきたハンセン病国賠訴訟原告・志村康。療養所と社会という、高い壁で隔てられた二つの世界を行き交い、自由と尊厳のために抵抗し続けてきた、その記憶と証言の声を聴く。
目次
第1章 私の弔い合戦
第2章 殯邑(もがりむら)
第3章 人生後半の鋒鋩
補章(病床日記;第十八回検証会議―陳述書;父のこと)
著者等紹介
志村康[シムラヤスシ]
1933年佐賀県生まれ。1948年旧制中学生で発病・菊池恵楓園に入所。1965年軽快退所、養鶏業を営む。1983年後遺症悪化のため再入所。1998年らい予防法違憲国賠訴訟提訴。2014年入所者自治会会長。現職:菊池恵楓園入所者自治会会長、全国原告団協議会会長
北岡秀郎[キタオカヒデオ]
1943年熊本市生まれ。1970年広島大学卒、私立高校教諭、水俣病弁護団事務局員。1998年ハンセン病国賠訴訟を支援する会・熊本事務局長。現職:ハンセン病国賠訴訟を支援する会・熊本顧問、月刊ミナマタ編集長、一般社団法人いのちのライツ・ハンセン病差別をなくす会ふくおか理事、編集・著述業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
-
- 和書
- 岩瀬の史蹟めぐり