科学リテラシーを育むサイエンス・コミュニケーション―学校と社会をつなぐ教育のデザイン

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科学リテラシーを育むサイエンス・コミュニケーション―学校と社会をつなぐ教育のデザイン

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  • サイズ A5判/ページ数 189p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784762828348
  • NDC分類 407
  • Cコード C3037

出版社内容情報

サイエンス・コミュニケーションとは,科学の専門知識を社会で共有し,市民自らが科学の営みに参加していくための実践である。本書では,学校での科学教育の変遷や現状を取り上げ,次に各国の大学と科学館が参画する知のネットワークの事例や動向を紹介。さらには,科学的リテラシーや批判的思考力の形成についても詳述。

第?T部 学校での科学教育

  ?T.1 社会的背景に影響される科学教育~1950年代から1990年代までの変遷~
    1.科学技術への期待(1950年代~1970年代)
    2.科学技術への疑問(1970年代~1980年代)
    3.科学技術の社会性への気づき(1980年代~1990年代)
    4.まとめ

  ?T.2 科学技術社会に生きる子どもたちの学びを理科においてどのように助けるか
    1.はじめに
    2.科学技術を創ることへの参加をどう助けるか
    3.科学技術を使うことへの参加をどう助けるか
    4.科学技術を価値づけることへの参加をどう助けるか
    5.おわりに

  ?T.3 理科の学び合いにおける異質な考えのもつ価値
    1.はじめに
    2.社会的な相互作用の重視
    3.異なる考えをもつグループ同士の会話
    4.まとめと課題

  ?T.4 授業研究ネットワーク・コミュニティを志向したWebベース「eLESSER」プログラムの開発と評価
    1.問題の所在
    2.研究の目的
    3.eLESSERプログラムの開発
    4.eLESSERプログラムの評価
    5.結論と今後の課題

第?U部 サイエンス・コミュニケーションの現在

 日本のサイエンス・コミュニケーション
  ?U.1 高等教育での科学技術コミュニケーション関連実践についての一考察
    1.はじめに
    2.日本の高等教育機関での実践に影響を与えてきた英国・米国・欧州・日本の科学技術コミュニケーションの動向
    3.日本の高等教育機関における科学技術コミュニケーション実践
    4.日本の高等教育機関での科学技術コミュニケーション実践事例の傾向
    5.まとめ

 海外のサイエンス・コミュニケーション
  ?U.2 サイエンスコミュニケーションデザインを支える知のネットワーク~英国National Network of Science Learning Centres調査報告~
    1.問題の所在と研究の目的
    2.調査方法
    3.National Network of Science Learning Centres(NNSLC)について
    4.NNSLCがつくる知のネットワーク

  ?U.3 オーストラリアの科学コミュニケーション実践・研究の連携事例
    1.研究の背景
    2.研究方法
    3.実践事例
    4.これからの方向と日本への示唆

  ?U.4 韓国のサイエンス・カルチャー政策と実践事例
    1.問題の所在と研究の目的
    2.調査方法
    3.韓国のサイエンス・カルチャー(Science Culture)政策
    4.韓国のサイエンス・カルチャー政策におけるフォーマル・インフォーマルな科学教育の連携
    5.まとめとこれからの課題

  ?U.5 米国西海岸地域における科学コミュニケーション実践・連携事例
    1.問題の所在と研究の目的
    2.調査方法
    3.実践・連携事例
    4.まとめと日本への示唆

 科学博物館のネットワーク活動
  ?U.6 'How science works' という視点の活用~欧米の博物館を例にして~
    1.はじめに
    2.How science works とは
    3.英国の博物館の展示例
    4.How science Works という視点がもたらすもの

  ?U.7 サイエンスコミュニケーションを支えるICT
    1.はじめに
    2.情報作成・流通から見たサイエンスコミュニケーション活動のモデル化
    3.サイエンスコミュニケーション活動におけるネットワークの形態
    4.共通モデルに基づいたSCにおけるネットワーク形成を支援するICT事例
    5.今後SCにおいて注目されるICT技術

第?V部 科学的リテラシー・批判的思考力の形成

  ?V.1 トランス・サイエンスの時代の科学的リテラシー
    1.はじめに―トランス・サイエンスの時代―
    2.PISAにおける科学的リテラシー
    3.PISAの科学的リテラシーの拡張―状況における時間軸―
    4.釜石市の防災教育の事例から

  ?V.2 科学コミュニケーションにおける批判的思考
    1.批判的思考のプロセス
    2.科学リテラシーと批判的思考
    3.まとめ:科学リテラシーと批判的思考力の育成

おわりに
 フォーマルな教育とインフォーマルな教育のネットワーク~生涯にわたる科学の学びに向けて~
    1.はじめに
    2.フォーマルな教育とインフォーマルな教育
    3.フォーマルな科学教育とインフォーマルな科学教育の接点
    4.生涯にわたる学びに向けて

別冊附録
 今,ミュージアムがおもしろい!―科学ってどんなもの? 世界の現場から―
  はじめに
  博物館アラカルト?@英国 科学博物館
  博物館アラカルト?A英国 自然史博物館
  博物館アラカルト?B米国 セントルイス・サイエンスセンター
  博物館アラカルト?C米国 パシフィック・サイエンスセンター
  博物館アラカルト?Dオーストラリア メルボルン・サイエンスワークス
  博物館アラカルト?E日本 北海道大学総合博物館
  コラム 英国の博物館に見る心理学関連展示

目次

第1部 学校での科学教育(社会的背景に影響される科学教育―1950年代から1990年代までの変遷;科学技術社会に生きる子どもたちの学びを理科においてどのように助けるか;理科の学び合いにおける異質な考えのもつ価値 ほか)
第2部 サイエンス・コミュニケーションの現在(日本のサイエンス・コミュニケーション;海外のサイエンス・コミュニケーション ほか)
第3部 科学的リテラシー・批判的思考力の形成(トランス・サイエンスの時代の科学的リテラシー;科学コミュニケーションにおける批判的思考)
おわりに フォーマルな教育とインフォーマルな教育のネットワーク―生涯にわたる科学の学びに向けて

感想・レビュー

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ちぇけら

8
卒研関連。これまでのサイエンスコミュニケーションの流れを踏まえつつ、科学リテラシーの向上を支えるものとしてサイエンスコミュニケーションを論じている点が素晴らしい。全体的に概説感があるのは否めないので、引用文献もあたる。2017/05/22

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