出版社内容情報
スーパービジョンにまつわる諸問題を広範囲にわたり言語化し自身の援助行動を適切に振り返り,客観性や妥当性を備えたものとする。
援助職の専門家になるため,また日々の実務上もスーパービジョンは必須のもの。だが機会も限られ,その実態は神秘性を伴い見えづらいものとなっている。スーパービジョンにまつわる諸問題を広範囲にわたり言語化し,自身の援助行動を適切に振り返り,客観性や妥当性を備えたものとしていくためのノウハウを体系的に整理。
目次
第1部 スーパーバイジーの視点から(「ほどよい」スーパービジョン;なぜ対人援助者となるのか?;学習を継続し、職場での実りとしていくこと;効果的なスーパーバイジーのあり方)
第2部 スーパーバイザーとスーパービジョン(スーパーバイザーになるに当たって;スーパービジョンの概要とそのモデル;七眼流スーパービジョン―スーパービジョンのプロセスモデル;差異を越えてのスーパービジョン;スーパーバイザーへのトレーニングとその発展)
第3部 グループ、チーム、ピアグループのスーパービジョン(グループ、チーム、ピアグループのスーパービジョン;グループダイナミクスを探求する)
第4部 組織的なアプローチ(スーパービジョンのネットワーク;学びの文化に向けて―スーパービジョンをめぐる組織的文脈;組織内のスーパービジョンの指針とその実践)
まとめ―開かれた精神を持つこと
著者等紹介
ショエット,ロビン[ショエット,ロビン][Shohet,Robin]
英国バース市を拠点とするCSTD(Centre for Supervision and Team Development)にて、スーパーバイザー、トレーナー、およびコンサルタントの業務につく
ホーキンズ,ピーター[ホーキンズ,ピーター][Hawkins,Peter]
ヘンリービジネススクール、リーダーシップ学科教授。バース・コンサルタント・グループの創立理事。リーダーシップおよびコーチングに関する研究と共に、過去30年にわたって多数の企業や組織内のリーダーシップ、ティームコーチングとそのスーパービジョンに携わる
国重浩一[クニシゲコウイチ]
ワイカト大学カウンセリング大学院修了。ニュージーランド・カウンセラー協会会員。日本臨床心理士。現在、鹿児島メンタルサポート研究所研究員
バーナード紫[バーナードユカリ]
ロンドン大学教育研究所修士課程修了(英語教育)。ワイカト大学教育学部教育研究科ディプロマ修了。現在、翻訳家、英語/日本語講師
奥村朱矢[オクムラアヤ]
米国セントルイス・ワシントン大学社会福祉修士課程修了。米国ソーシャルワーカー協会会員。米国カリフォルニア州認定臨床社会福祉士。現在、プライベートプラクティス開業、小児外来ソーシャルワーカー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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