伊東静雄―戦時下の抒情

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  • サイズ 46判/高さ 20cm
  • 商品コード 9784812027431
  • NDC分類 911.52
  • Cコード C0095

内容説明

昭和10年代の日本に特異な光芒を放った伊東静雄。存在の根底を問う凛冽な抒情で知られるが、困難な時代に書き継がれた詩篇には、生と死の交錯の陰で小さきもの、かそけきものへの眼差しが深く刻印されている。没後70年、戦時下の抒情をあらためて問い直す。

目次

1章 伊東静雄―戦時下の抒情を考える
2章 『春のいそぎ』を読む
3章 『草花』を読む
4章 伊東静雄とその時代
5章 “わがひと”を巡って
資料紹介『定本 伊東静雄全集』未収録散文一篇―翻刻と解題

著者等紹介

青木由弥子[アオキユミコ]
1972年東京生まれ。2015年第24回詩と思想新人賞受賞。所属「千年樹」「ERA」同人、「Rurikarakusa」発行(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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たまきら

37
新刊コーナーから夫チョイス。種田山頭火が長野を放浪するときは必ず宿を提供していた、という彼の母方の家の血が、彼のなかにも流れているんだなあ…と本を読みながらまず夫の心情を思いました。かく言う我が家系も大杉栄やら泉鏡花やらが熱海に来た時に世話をしていたようなので、どこかに通った家系なようです。この詩人のことは知りませんでしたが、諫早出身の画家でやはり肺浸潤を患っていた林田重正先生との会話を思い出し、驚くほどの既視感を覚えながら読みました。2023/07/19

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