内容説明
日常的な対人的葛藤から国際紛争まで、教育現場から医療領域まで、人々の内に在る欲求や動機を動かしがたい前提とする従来の調停理論を離れて、理解・敬意・共同を基盤としたオルタナティヴなストーリーを柔軟に紡ぎ直す。
目次
第1章 ナラティヴ・メディエーションとは
第2章 ナラティヴ・メディエーションの理論的、哲学的論点
第3章 ナラディヴ・モデルによる調停
第4章 利権意識
第5章 ナラティヴ・メディエーションにおける関係性の文脈
第6章 対立を和らげる
第7章 隙間を広げる
第8章 勢いをつくり出す
第9章 泥沼からいかに抜け出すか
第10章 進展を文書化する
著者等紹介
ウィンズレイド,ジョン[ウィンズレイド,ジョン][Winslade,John]
ワイカト大学カウセリング養成コースの前ディレクター。現在は米カリフォルニア州立大学サンバーナディノ校教授、およびカウセリング教育コーディネーター。ナラティヴ・カウンセリングと調停に関する著書8冊。米国、ヨーロッパ、ニュージーランド、中東でナラディヴ・アプローチを指導している
モンク,ジェラルド[モンク,ジェラルド][Monk,Gerald]
現在米国サンディエゴ州立大学の心理学カウンセリング学科教授。同大学国際安全保障・紛争解決教授会の一員。カリフォルニア州における家族セラピストの資格をもつ。2000年に米国に移る以前はニュージーランドで臨床心理士、調停員として15年の経験をもつ。ナラティヴ・カウンセリング、調停、多文化カウンセリングに関する共著6冊、ヨーロッパ・北米諸国で多数のナラティヴ的調停のワークショップを指導している
国重浩一[クニシゲコウイチ]
ワイカト大学カウンセリング大学院修了。ニュージーランド・カウンセラー協会会員。日本臨床心理士。現在、鹿児島メンタルサポート研究所研究員、鹿児島県スクールカウンセラー
バーナード紫[バーナードユカリ]
ロンドン大学教育研究所修士課程修了(英語教育)。ワイカト大学教育学部教育研究科ディプロマ修了。現在、翻訳家、英語/日本語講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
- 評価
-