内容説明
なぜ子どもには理解しやすい概念とそうでないものがあるのか?心理学的知見をもとに「子どもの論理」から新たなカリキュラムを構築する。現場の教員と研究者の協同による教育実践をとおして、理論と実践をつなぐ授業デザインを提案。算数、理科、国語、社会までの幅広い教科で実践を展開する。
目次
1 教育実践研究を進めるためには(理論と実践をつなぐデザイン実験;デザイン実験の課題と展望)
2 子どもの論理と教育実践研究(小学校における現実的数学モデリングと問題解決;知識の構成を支援する教授介入:算数文章題の解決;概念発達をベースとした授業:プロセスと効果;子どもの論理と教科の論理からの介入:分数と割合;比例への教授介入:分析から改善へ;認知的/社会的文脈を統合した学習環境;適切な説明表現を支援するための教授介入;自己質問作成による活用力の向上;科学的概念の転移をうながす事例の学習)
著者等紹介
吉田甫[ヨシダハジメ]
1945年熊本県に生まれる。1974年九州大学教育学研究科単位修得修了(教育学博士)。現在、立命館大学教授。数を中心にした子どもの学びの困難さを克服するための介入研究に従事し、また加齢にともなう認知機能の変化についての研究も行なっている
ディコルテ,エリック[ディコルテ,エリック][De Corte,Erik]
1941年ベルギー、ブランケンブルグに生まれる。1970年ベルギー、ルーヴァン大学博士課程単位修得修了(Ph.D.)。現在、ルーヴァン大学名誉教授、ルーヴァン教授心理学・技術センター(CIP&T)所長。European Association for Research on Learning and Instruction(EARLI)の初代会長であり、EARLIのジャーナルLearning and Instructionの創刊者兼編集者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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