内容説明
日本のたばこ産業はどのような発展をとげてきたか。専売制度のもとでの産業構造や経済・財政との関連を歴史的に検証して民営化の意味を再考する。
目次
第1章 たばこ産業(たばこの効用;葉たばこ生産;アメリカのたばこ産業;反喫煙運動)
第2章 日本のたばこ産業の発展(80年史素描専売以前のたばこ産業;葉たばこ専売制度;製造専売;たばこ産業の確立;戦中・戦後の専売制度;公社の発足;高度経済成長;民営化へのプロセス)
第3章 専売制度と葉たばこ生産(創設期における葉煙草専売事業;高度経済成長期の葉たばこ専売事業;自由化期における葉たばこ専売事業)
第4章 日本経済とたばこ産業(たばこ税の貢献;たばこの地域貢献;たばこ産業の経済的効果)
第5章 たばこ専売の財政学的意義(租税とは何か?;たばこ課税のはじまり;「専売」とは!;「葉煙草専売」のしくみ;「煙草専売法」の時代;「戦中・戦後」の時代;日本専売公社の発足と専売納付金;専売納付金制度の変遷 ほか)