内容説明
「なぜ私は私なのか」「なぜ私は今、ここにいるのか」「他人はすべて機械や人形のようなものなのではないか」―。哲学を中心に議論されてきた問いを「自我体験」「独我論的体験」として心理学的に探究するための枠組みを創出しつつ、これらの体験の意味・内的構造に迫る。心理学における新たな研究テーマの誕生。
目次
序章 研究の目的と方法
第1章 予備的考察―自我の発見から自我体験へ
第2章 探索的調査
第3章 調査1―自我体験の全体像を解明する
第4章 調査2および、自我体験調査の総合的考察
第5章 独我論的な体験とファンタジーの調査研究
第6章 自我体験調査の展開と展望
第7章 自発的事例に基づく自我体験の研究
第8章 独我論的体験と自我体験の統合的理解を目指して
第9章 自我形成と世界観発展―2つの試論
終章 概括と展望―自明性の彼方へ
補論
著者等紹介
渡辺恒夫[ワタナベツネオ]
1970年京都大学文学部卒。現在、東邦大学理学部生命圏環境科学科教授。博士(学術)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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