文春文庫
探偵・竹花 孤独の絆

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  • サイズ 文庫判/ページ数 282p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167904180
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

孤高の私立探偵が活躍する傑作ミステリー集

窮屈な世の中で、恋人、夫婦、親子への幻想を抱きながら生きる現代人たち。還暦の私立探偵・竹花のもとに今日も救いを求める依頼が。

内容説明

天涯孤独で還暦過ぎの私立探偵・竹花のもとに、連日、自殺をほのめかす若い男から電話がかかってくるようになった。竹花は電話のやり取りからその男の住まいを探し当てるが、実は竹花とは意外な繋がりが…(「命の電話」)。現代社会で孤独を抱える人々と孤高の探偵が事件を通じて交錯する、出色のミステリ。

著者等紹介

藤田宜永[フジタヨシナガ]
昭和25(1950)年、福井県に生まれる。早稲田大学中退。48年、パリに渡り、エールフランスに勤務。55年に帰国後、エッセイを執筆。61年、『野望のラビリンス』で小説デビュー。平成7年、『鋼鉄の騎士』で日本推理作家協会賞、同年、『巴里からの遺言』で日本冒険小説協会大賞短編部門大賞を受賞。その後『樹下の想い』で恋愛小説に新境地を拓き、平成11年、『求愛』で島清恋愛文学賞、平成13年、『愛の領分』で直木賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かおる

21
今回は短編集でしたがどの話も楽しめました。確かに今の世の中は孤独をあまり良しとしない傾向がありますが、確かに1人は気楽でいいしそうやって言い切る竹花も好きです。2019/03/11

のなのな

13
面白かった!古き良き昭和の探偵。でも、インターネットやスマホを利用する。一見クールだが、実は熱い。次回も楽しみです。2017/06/13

のぼる

10
藤田宜長氏初読み。最初は探偵ものが取っつきやすいかと、この作品に決めました。何故かこれがシリーズ1作目と思い込んで読んでいたため、探偵竹花の背景が説明不足ではと感じたが、既に何冊か出ている模様。他の作者の探偵みたいに、ハードボイルドでは無いが、渋い魅力がある。が、シリーズ全作品を読もうとまではいかず。ただ、藤田氏の他の作品はまた読んでみようと思った。2015/11/19

へいがぁ

3
還暦を迎えた主人公の恬淡とした生き方に共鳴しました。著者にはこのシリーズを書き続けて欲しいです。2015/08/17

ひゅうひゅう

1
面白かった。この人の他の本も読んでみようと思った。2018/10/29

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