内容説明
「女と男は違う!」というあなた。本当に違っているのだろうか。本当に違うなら、どうしてそんな違いができたのか。「女・男」にしばられずに自分らしく生きていくヒント。
目次
序章 最初に、この本の紹介。どんなことが書いてあるか、どんな人に読んでほしいか、筆者の気持ち(女と男、どっちが得?;女が先、男が後? ほか)
1章 「女と男って何か」から始めてみよう(そもそも女と男って何さ:女と男はどこが違うんだろう?;あなたは女?男?どちらでもない? ほか)
2章 ここが本番 ジェンダーの話(まず、ジェンダー・ステレオタイプのお話から;だれでもステレオタイプをもっている ほか)
終章 最後に。私の気持ちがあなたに伝わるとうれしいなという話(彼女が女らしいワケ、彼が男らしいワケ;女は地図が読めない!?男は話が聞けない!? ほか)
著者等紹介
森永康子[モリナガヤスコ]
1959年広島県に生まれる。広島市立大手町中学校卒業。広島県立広島皆実高校卒業。広島大学教育学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程後期退学。博士(教育心理学)。現在、神戸女学院大学人間科学部助教授(生涯発達心理学、ジェンダーの心理学)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はぎはぎ
4
ジェンダー論の入門書。文体も例も中学生くらいから読めるようになっている。メインになるのはジェンダー・ステレオタイプの話。日常に潜むステレオタイプ的な捉え方に対して、繰り返し疑問を投げかける。非常に軽く読める本であり、一冊目に手に取るのにはよいのではないか。その分、網羅性や深く考えるという点(手がかりはもちろんあるし、意識されているが)からは、少し物足りない。2020/11/24
空白少女
2
中高生を対象として書かれた心理学の本のシリーズらしい。ジェンダー・ステレオタイプについて取り上げられており、世間に潜むものの見方に気づくことができるのではないかと考える。2021/08/15
コニコ@共楽
1
読書メーター、この本の初レビューです。女性学に興味があって、入門本として手に取ってみました。中学生くらいを対象に書かれている本ですね。サクサクって読めてしまいます。タイトルの「女らしさ・男らしさ」で女が先になっているのが気に入りました。2016/05/31
藤みゃ
0
めちゃくちゃわかりやすくて、すぐに読み終わった。 セックスとジェンダーの違いとか、生物学的(?)に見ても女、男の違いは曖昧だとか、私たちがいかにジェンダーステレオタイプに捕われているのかだとか! 子どもたちにも読んでほしいな。いや、全ての人に読んでもらいたい。2020/12/09