内容説明
一口に経営計画といってもそのカバーする領域は膨大であり、それを取り巻く環境は複雑多岐にわたっている。本書は、経営環境の複雑性を形成する本質的要因として、時間、変化、不確実性に着目する。そして、多様な個別対象について、こうした要因をキーワードとして卑近な経営計画問題を定式化していく。また、本書は典型的な経営計画の問題をとりあげ、最適意思決定に到る道筋を分かりやすく明らかにすることによって、理論と応用のギャップを埋めようとした。
目次
第1部 最適決定理論を知りたい読者へ(動的意思決定とは;変化のメカニズム;評価基準と決定問題;動的最適化)
第2部 より厳密性を求める読者へ(数理計画法;線形常微分方程式;期待効用理論;確率過程)