内容説明
現代財政の特徴の一つは、財政国際化にある。本書は、財政国際化というコンセプトをもって、ニクソン・ショック以降の日本の財政政策について、世界経済の構造変化と関連させながら、考察したものである。
目次
序章 課題とコンセプト
第1章 ニクソン・ショック後の財政政策1971~73年―財政国際化トレンドの起点
第2章 「機関車論」的国際調整期の財政政策1976~78年―「政策協調」財政政策の原型
第3章 財政再建策の展開と限界1980~84年―内政関係経費の抑制と国際関係経費の突出
第4章 プラザ合意以降の財政政策1985~89年―第二次「政策協調」期
第5章 バブル崩壊以降の財政政策1990~97年―第三次「政策協調」期