出版社内容情報
【創造系不動産 高橋寿太郎さん、推薦!】
「なぜ多くの建築家がいま、自ら投資して土地を所有し、事業を運営するのか?
本書はその問いに、はじめて正面から、そして未来に向けて答えたものである。」
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空き家、狭小地、商店街、団地、長屋、古民家――
都心から海際・山間集落まで、
まちに関わる建築家たちによる
土地の投資・所有・運営のデザイン
・金融機関と連携したファンド組成
・再建築不可物件との一体的な再編
・敷地境界をほどき、つなぐ空間の設計 etc.
【目次】
序論:投資・所有・運営の視点から土地への実践を読むために
・投資の視点――「貨幣」と「関係人口」を組み合わせる
・所有の視点――「空間の開き方」と「権利の分配度」を組み合わせる
・運営の視点――「意思決定の主体」と「更新可能性」を組み合わせる
事例編
CASE 1:堅実な収支計画で設計を支える
――路地文化の街へ段階的に生み出す商いの場
/KITAYON(東京都杉並区):寶神尚史
・路地の文化と個人商店の街
・建築の成立条件を自らつくる
・三つの土地、三つの建築
・収支計画とキャッシュフローが育てる建築
・商店街から続く路地をつくり、運営で保つ
・建築を街へと開く構造形式の選択
・街の風景として慎重に決めるファサード
・建築の「品格」――細部がつくる街からの信頼
・街をゆっくりと育てる更新の在り方
・「群」として捉えることで変わる運営
・土地を所有し、街の変化と向き合い続ける
CASE 2:改修しながら用途と空間を組み替える
―― 一体化した入居と運営で築く地域との関係
/SMI:RE YOYOGI(東京都渋谷区代々木):進藤強
・小さく貸すことから始まった実践
・小さな用途の挿入が生んだ波及効果
・貸すことから始まり、使い方を決める立場へ
・建物の課題を事業の可能性に読み替える
・小さな区画ごとに用途を重ねながら改修する
・所有地に隣接した再建築不可敷地の一体的再編
・入居者であり運営者でもある意識を生む仕組み
・住む・働く・泊まる、そして学を重ねる運営
・地域に開かれた施設へと運営を展開する
・用途の可変性と場の自走を促す
CASE 3:ファンド組成を絡めて遊休不動産を再生・運営する
――密集市街地に点在する複合施設
/せんつく(東京都足立区千住地域):青木公隆
・路地と木造密集市街地の歴史的背景
・建築家が地域に関わるという選択
・「せんつく1」の誕生と運営開始
・入居者同士の対話を通じて建築を更新する
・更新されない理由が集積する空き家
・空き家再生とファンド組成を同時に行う
・目的なく立ち寄れる「せんつく2」の公共性
・離散的な点がつながる都市像
・二つの銭湯のあいだに「せんつく3」を置く
・土地を所有し、都市に点を打ち、地域とつなぐ
CASE 4:多様なルートで取得した空き家を分散拠点化する
――郊外団地でさぐる組織の働き方
/明日の郊外団地(千葉県市原市):黒澤健一
・未完のまま使い継がれた現場の集合としての団地
・アイデンティティとしての郊外
・初めて取得した空き家を団地全体の共有資源へ
・空き家取得の三つの回路
・能動的な取得から拠点化したハヤシハウス
・分散拠点が支える組織の働き方
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