出版社内容情報
「うちの地域には何もない」なんて本当だろうか?いつもの何気ない風景も、マニアたちの「別視点」で見ればおもしろさにあふれている!片手袋、電線、路上園芸、小屋、ゴムホース、珍スポットから「火曜サスペンスごっこ」まで?!「別視点」で観察・発信するコツを身につけて、まちの魅力を発掘し、世界をもっと楽しもう!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Roko
35
まち歩きをしながら花や鳥の写真を撮っている人はかなりいますけど、それ以外のもの、たとえば道に落ちていたものとか、電線に興味がある人となるとかなり「マニア」っぽい臭いがしてきます。 銭湯の「電気風呂」、道に落ちている「片手袋」、「旧町名」、手作り感満載の「野良サイン」などには、かなり共感を持ちました。 様々なマニアの方がこの本に登場するのですが、どの方のこだわりを見ても、なるほどねぇと思ってしまうことばかり。気になるポイントが増えてしまって、今後の散歩の楽しみが増えてしまって、どうしよう!2024/04/13
りょうみや
23
最近何気ない日常からもっと楽しみを見出したいと考えていて、本書はまさにその趣旨にぴったりの内容だった。別視点の見つけ方、楽しみ方、発信の仕方など一般論と、様々なマニアの個別論に分けられる。片手袋、電線、室外機、歩行者天国、各種看板など多く方が独自の領域を探し出した。私の場合は多分ここまでのマニアにはなれなさそうだけど、なにか独自の視点を確立したいと思う。2023/07/04
MASA123
13
本書の発行者は、地域創生・まちおこし・研修ツアーなどを企画運営する「合同会社別視点」となっている。 合同会社、そんな会社あったのか? 2006年の会社法改定で、合同会社というのが新しくできていた。合同会社は、最も設立が容易で、責任が軽い。 趣味の「まち観察」の仲間が集まって、合同会社形態で活動していて、その活動を紹介しているのが本書だ。 本書の内容だが、赤瀬川源平の「路上観察」をさらに多様化したのが「別視点」のようです。 2023/06/26
凸凹パレード
6
自分の脳内を覗かれたような、同好の士の本。いろんな視点、あるある、なるほど、マニアすぎ、いっちゃってる!2023/06/20
人生ゴルディアス
3
世の中色んなマニアがいて、マニアフェスタとか行くとそれを実に深く痛感する。それは文化的に良いことだと思うのだが、本書では「マニアになるには?」みたいな観点からの記述があって、ファッション的に語られる様子に嫌悪感を覚える。2024/06/22