出版社内容情報
点と点をあわただしく電車・バス・タクシーで右往左往…そんな京都観光は卒業しよう!例えば、河原町通りから平安時代の大路を東から西へ、のんびり歩いてみる。昔と今の情報を重ねた「今昔地図」なら、平安時代から現代まで、ここでどんな人が住み、どんな事件が起きたのかがすぐわかる。大人のための京都・街歩きガイド。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
maekoo
8
京都は碁盤の目の様な町並みで解り難いのと、どこをどう行けば何があるかを知りたくて購入! しかも今の街並みと古地図や伝承等を組み合わせ平安時代から明治大正までの歴史上の誰が住み、事件や事象等何が起こったかを、一条~四条大路を中心に読み解けるガイドブック! しかも巻頭に長安を真似て創った平安京が人口の割に広かった事や平安京の条坊制(都市割り)=条坊町行や大路と小路、天皇の呼び名(上皇・法皇・治天の君)、三后、第(てい・だい)と殿(どの・でん)の違い、院と宮の違い等も解説! オールページカラーで写真や図も豊富!2024/04/13
たるる
3
こういう本を待っていた。平安時代~明治時代~現代の地図を重ねて解説している。今更ながら、京都御所の場所が真ん中じゃないんだと認識できたのもよかった。2024/08/27
おおい
0
あらためて京都の歴史深さを感じる。この本を持って京都の街を歩きたくなった。2023/01/30
Yoshihiro Yamamoto
0
A+ 京都の本屋をぶらぶらしていると、面白い本に出会う。この本も自分の関心の「ど真ん中」を射抜く本だった。京都初心者の頃は「御所」は昔から現在の京都御苑の中にあったと思っていた。じきに当初は朱雀大路の北端にあったことに気づく。では、「いつから天皇や上皇は当初の内裏から現在の京都御所に住むようになったのか?」「里内裏とは何か?どこにあったのか?」を知りたくなった。この本は、一条大路〜四条大路までの道沿いに何があったのかを、平安時代、鎌倉時代…と色分けしてプロットしている。人物の系図・解説もありとても便利。2022/12/08