内容説明
マリア・モンテッソーリは、イタリアで初めて医学博士として認められた女性です。彼女の、生命への深い洞察力と、科学者としての知識は、それまでの子どもへの認識を一変させました。以来100年、その具体的な教育法はモンテッソーリ教育法と呼ばれ、世界中で絶賛され実践されています。この本の著者・藤原元一は、心理学者として生涯をかけて取り組んできた幼児教育への情熱を、モンテッソーリ教育法をわかり易く解説することに注ぎ込みました。保護者とモンテッソーリ教育に関わるすべての人に送る、充実の一冊です。
目次
1章 幼児教育とは
2章 環境との出会い
3章 教具
4章 教師
5章 日常生活の領域―動きを通して、生活に適応するために
6章 感覚の領域―生きる力をつけ、社会的存在になるために
7章 逸脱発育と正常化―逸脱教育から発達の本筋へ
8章 数の領域―順序だてて考える力を養うために
9章 言語の領域―子どもの言語発達のために
10章 文化の領域―子どもの知的興味を培うために
11章 自由と規律―子どもの自由を確立するために
著者等紹介
藤原元一[フジワラモトカズ]
大阪大学文学部心理学科卒業。大阪大学医学部衛生教室研究生。九州工業大学教職課程講師。東京大学文学部心理学科内地研究員。九州工業大学助教授、教授。ロンドン大学文部省外地研究員。Maria Montessori Training Organisation(London‐UK)文部省外地研究員。九州工業大学名誉教授。近畿大学教授。九州幼児教育センター所長(1974~2005)。平成12年4月勲三等瑞宝章を授与された。平成17年11月從四位に叙せられた
藤原桂子[フジワラケイコ]
1932年生まれ。久留米信愛女学院短期大学教授。九州幼児教育センター・モンテッソーリ教員養成コーススタッフ。府立大阪女子大学学芸学部国文科卒業。九州大学研究生。モンテッソーリ教育研究のため渡欧。久留米信愛女学院短期大学勤務(1981~2003)。現在も同学非常勤講師を勤める
藤原江理子[フジワラエリコ]
1964年生まれ。九州幼児教育センター所長。同センター・モンテッソーリ教員養成コース委員長。日本モンテッソーリ協会(学会)理事。九州幼児教育センター・モンテッソーリ教員養成コース10期生。Maria Montessori Training Organisation(London‐UK)にて、モンテッソーリ国際教員(3‐6歳)資格を取得。Fondazion Centro Internazionale di Studi Montessoriani(bergamo‐Italy)にて、同教員(6‐12歳)資格を取得。小学生のための「Montessori Elementary Classroom」開設。2006年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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- 和書
- 風の通りすぎる場所