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内容説明
子どものことばの発達が遅い、問題行動が激しく意思相通がとれない、こうした子どもとのコミュニケーション障害に悩む母親に対して、言語聴覚士はどのような援助をするのか。本書は子どもの側の原因を探り、言語訓練を行う、といった言語聴覚士のあり方を示すだけでなく、子どもを取り巻く生活環境、母親や家族に対するサポート、さらには言語聴覚士自身の臨床的な姿勢を問うことにも言及した画期的な事例集である。言語聴覚障害の専門家のみならず乳幼児期の発達援助に携わる専門職の方にとっても示唆に富む内容である。
目次
1 信頼の三者関係 母・子・セラピスト(母と子への理解を深めるために―新人時代の失敗から学んだこと;発達障害児をもつ母親との面接事例―母性の失地回復を支えて;ともにあることの意味―言語臨床家にできること・ある母子を通じて)
2 障害の告知と母性(育ちの過程で我が子の障害に向き合う母―聴覚障害児;誕生直後から我が子の障害と向き合う母―口唇口蓋裂児;スタッフへの不満を多く語る母親とのかかわり―我が子の障害への直面化まで)
3 具体的な家族への援助(生活場面で育むコミュニケーションの基礎づくり―基本的信頼関係を築こうとする母子への言語臨床的アプローチ;家庭へ出向いての援助;フォーマット遊びを通じた母子言語関係の変化;音楽を用いた言語発達促進療法を通じて―重度知的障害児(点頭てんかん児)への試みから)
著者等紹介
北野市子[キタノイチコ]
静岡県立こども病院
中島雅史[ナカシママサシ]
子どものためのあいちAAC研究所
峪道代[サコミチヨ]
大阪府立母子保健総合医療センター
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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