内容説明
「ええ、あなたと踊るわ」そう言って、ホープはセバスチャンの手を取った。成り上がりで無骨者と噂されるセバスチャンとラストワルツを踊るなんて、社交界から後ろ指をさされるに違いない。でも、彼と目が合った瞬間、雷に打たれたような気がした。彼こそ、幼いころ夢に出てきて、愛と希望を教えてくれた男性そのものだと感じたからだった。しかし、セバスチャンには、すぐに求婚予定の女性がいて…。ＲＩＴＡ賞を受賞した「偽りの婚約者とくちづけを」の続編を、どうぞお見逃しなく。
著者等紹介
グレイシー，アン［グレイシー，アン］［Ｇｒａｃｉｅ，Ａｎｎｅ］
オーストラリア生まれ。スコットランド、マレーシア、ギリシアなど、さまざまな国で幼少時代を過ごす。その後、教師となって忙しい日々を送っていたが、あるとき執筆の楽しさに目覚め、ヒストリカル・ロマンスを次々に発表。ユーモラスで官能的な作風が読者の心をつかみ、アメリカやオーストラリアで一躍人気作家となる。メルボルン在住（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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たまきら
20
うわ～か、かわいい！長女のお話がとってもよかったので2作目を手に取りました。とっても真面目で、貧困の中努力で身を興した真面目な男性と、明るく優しい美女の妹のお話です。とにかく男子が真面目なので、彼女が押しまくる押しまくる。そこが普段のヒストリカルと違って微笑ましいです。また、当初男子が求愛していたグレーに身を包むお堅い女性（この女子もかわいいんだなあ）、孤児院の女の子たち、男子の妹たち…と、過去の亡霊に苦しんでいる女の子たちが愛らしいです。続きが気になります！2015/11/02
rokoroko
12
《麗しのメリデュー姉妹②》前作読んだとき双子がどうなるのか心配だったので・・苦労人のヒーローと明るいホープ。読んでて楽しい。サブカップルも微笑ましくて良い2020/03/10
ぽこ
11
予想していたよりも面白かったです。ヒーローの人物像がしっかりと描かれていて、共感できました。子供がぬいぐるみを持つのに深い意味があるとは知らなかったので、ためになる話でもありました。ヒーローが当初求婚していたお相手までも幸せになってくれて、大団円という感じでした。2015/04/17
ぽしょ
7
好感度◎カップル。脇カップルも面白かった。ただ、中盤過ぎたあたりで大体の決着がついてしまったので、最後らへんの盛り上がりに欠けたのが惜しい。2010/11/24
Teruji Shinozaki
6
図書館本です。 セバスチャンは、家族に対して責任を感じている。 そして、心に傷を持つ、二人の妹の為だけに現実的な結婚を望んでいる。 ホープと出会い、惹かれあう二人。 しかし、二人の妹に責任を感じるセバスチャンは、自分の心に正直になれない。 二人の妹の方が、よほどホープに正直だった。 ホープの恋は何処へ行くのか・・・2012/11/30
