出版社内容情報
乳幼児期から老年期まで年代ごとの事例を通して、一連の検査の流れが詳しくわかる。テストバッテリーの組み方、報告書のポイント、フィードバックの注意点などを具体的に示す。実施に際して配慮が必要なケースを取り上げ、工夫と留意点を解説する。
目次より
はじめに
本書に頻出する臨床心理検査
◆第1部 事例で学ぶ臨床心理検査
1章 乳幼児健診とそのフォロー 永田雅子
2章 児童の発達障害 藤尾未由希・稲田尚子
3章 思春期の問題行動 荻布優子・川崎聡大
4章 青年期のうつ 津川律子・中村紀子
5章 アディクション――ゲーム依存 金田一賢顕・河西有奈
6章 大人の発達障害 萩原拓
7章 高次脳機能障害 山口加代子
8章 認知症 梨谷竜也
◆第2部 [ケース別]臨床心理検査を実施する際の工夫と留意点
〈子ども・発達障害〉
1 うんと小さい子どもの場合 井澗知美
2 実施が難しい子どもの場合――選択性緘黙など 稲田尚子
3 注意の持続が続かない場合――ADHDなど 片桐正敏
4 自己認知が弱い場合――自閉スペクトラム症など 江口聡
5 感覚過敏の場合 萩原拓
〈身体障害〉
6 視覚障害がある場合 中津大介
7 聴覚障害がある場合 河﨑佳子
8 身体に麻痺がある場合 山口加代子
〈精神障害〉
9 長期入院で不活発な統合失調症の場合 吉村理穂
10 ある程度、進行した認知症の場合 梨谷竜也
〈その他〉
11 攻撃的な状態の場合 花村温子・津川律子
12 非協力的な場合(自発的な動機づけのない場合) 相澤明日香
13 家族(または複数)で同時に受ける場合 有住洋子
14 再検査の場合 有住洋子
おわりに
臨床心理検査索引
内容説明
検査の一連の流れから事例に応じた対応方法まで、臨床現場の実際が見えてくる。事例を通して学ぶ実施と支援のための留意点。臨床現場で必要となる心理検査の実践的・専門的ノウハウをコンパクトに収録!
目次
第1部 事例で学ぶ臨床心理検査(乳幼児健診とそのフォロー;児童の発達障害;思春期の問題行動;青年期のうつ;アディクション―ゲーム依存;大人の発達障害;高次脳機能障害;認知症)
第2部 ケース別 臨床心理検査を実施する際の工夫と留意点(子ども・発達障害;身体障害;精神障害;その他)
著者等紹介
津川律子[ツガワリツコ]
専門:臨床心理学・精神保健学(とくに心理アセスメント、抑うつに関する心理カウンセリング、心理支援に関する倫理と制度、精神科臨床における心理学史)。現在:日本大学大学院文学研究科心理学専攻臨床心理学コース教授・専攻主任、日本大学文理学部心理臨床センター長。公認心理師、臨床心理士、精神保健福祉士。日本臨床心理士会会長、日本公認心理師協会副会長、包括システムによる日本ロールシャッハ学会副会長、日本心理臨床学会常任理事、日本精神衛生学会常任理事ほか
黒田美保[クロダミホ]
専門:臨床発達心理学(とくに適応行動・発達障害に関する心理検査、幼児への発達的行動介入、発達障害成人への小集団認知行動療法、ペアレント・トレーニング)。現在:帝京大学大学院文学研究科臨床心理学専攻教授、公認心理師、臨床心理士、臨床発達心理士。ADOS‐2、ADI‐R国際トレーナー。日本公認心理師協会常任理事、日本スクールカウンセリング推進協議会理事、日本心理臨床学会代議員、日本障害者ネットワーク代議員ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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