戦国大名は経歴詐称する

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戦国大名は経歴詐称する

  • 渡邊 大門【著】
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  • サイズ 46判/ページ数 240p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784760155576
  • NDC分類 288.3
  • Cコード C0021

出版社内容情報

 織田信長や豊臣秀吉、徳川家康といった天下人、彼らと覇を競った上杉謙信や武田信玄など、小説やドラマでもおなじみの戦国武将たち。しかしそのルーツをはっきりと辿ることができる武家は意外に少ない。そもそも武家ではなかった豊臣氏の出自があいまいなのはもちろんのこと、平氏や源氏の流れを汲むとされる織田氏や徳川氏の家系も疑問符が付かざるを得ないものだったりする。その他の武家多くも、自らの家の「権威づけ」や「辻褄合わせ」のために系譜を操作したり創作したりしているといって過言ではない。
 本書は、系譜を「盛り過ぎ」た例、名家の姓を「乗っ取っ」た例、源氏や平家で「権威付け」した例、「出自不明」な例の四つのグループに分けて、その神秘のベールをはがし、真の武家の出自に迫るものである。

内容説明

“盛り過ぎ”のご先祖様、家系図改竄、経歴不祥…武将の出自は謎だらけ!さまざまな系図や史料を検証しつつ、神秘のベールに包まれた武家のルーツに迫る!

目次

序章 武家の系図、名前とは何か?(「系図」「家譜」とは;名前の構成;「諱」と「偏諱」について;「官位・官途」とは;売買された官位)
第1章 出自を「盛った」大名たち(黒田氏 「近江佐々木源氏出自説」―断絶する家系図の謎;宇喜多氏 百済王末裔説など数多く残る「伝説」の真相とは?;大内氏 朝鮮王族の血族を自称する西国の名門大名;浅井氏 「貴族の落胤」「平安から続く一族」の虚像と実像;新免氏;公家の名門との関係を強調する典型的「貴種流離譚」)
第2章 名家の姓を「乗っ取った」大名たち(上杉氏 謙信の生涯でたどる、家臣が主家の姓を名乗る過程;北条氏 風雲児の出自の謎と改姓に至るまでの苦闘;細川氏 名門の傍流から有力大名へ―幽斎の乱世遊泳術)
第3章 源氏・平氏で「権威付け」(織田氏 「平氏末裔説」の真偽と一族内での権力闘争;徳川氏 “源”家康が“藤原”家康と名乗った裏事情;赤松氏 村上源氏末裔とされる「悪党」の新たな実像)
第4章 謎多き「出自不明」の大名家(豊臣氏 秀吉出生の謎と同時代の冷ややかな視線;明智氏 父さえ明らかでない光秀と土岐明智氏との関係;斎藤氏 道三による「国盗り」と闇深き骨肉の争い;武田氏 信玄を生んだ甲斐の名門が織りなす複雑な家系)

著者等紹介

渡邊大門[ワタナベダイモン]
1967年神奈川県生まれ。関西学院大学文学部史学科卒業。佛教大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。現在、株式会社歴史と文化の研究所代表取締役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

六点

93
「家譜系譜は当てにならない」と言う事を読者に広く知らしむる一冊。著者の専門である播磨・備前の出身である黒田氏・宇喜多氏・新免氏(あ、これは美作出身か)・赤松氏などが大きく取り上げられている。脇坂氏のように, 「祖父は 甚内と言います、それ以前のことは皆目わかりません」と言うような爽やかなお家は登場していない。そう考えれば、出自の低さを隠さなかった豊臣秀吉の凄味が際立ってくる。2024/05/21

よっち

34
小説やドラマでもおなじみの戦国武将たち。しかしそのルーツをはっきりと辿ることができる武家は意外に少ない。その神秘のベールをはがし、真の武家の出自に迫る一冊。自らの家の「権威づけ」や「辻褄合わせ」のために系譜を操作したり創作した大名たち。系譜を盛り過ぎた例、名家の姓を乗っ取った例、源氏や平家で権威付けした例、出自不明な例の四つのグループに分けて、各氏についてそれぞれ解説していく内容になっていて、以前からよく言われていた出自の信憑性に加えて、最近の新説も合わせて盛り込んだなかなか興味深い内容になっていました。2024/02/06

田中峰和

8
古今東西、自分をよく見せようとするのは人の願い。だからといって、嘘はいけない。最近では大谷翔平の通訳まで学歴詐称していた。戦国大名はまさに勝てば官軍。勝利の結果、自分の出自を飾ろうとする。多いのは、出自を源氏と平氏あるいは藤原氏にする大名たち。黒田官兵衛は近江佐々木源氏を出自とする家系図を作らせている。家康は平氏から藤原氏に勝手に鞍替えしている。最も噴飯物は、秀吉に尽きる。足軽から百姓、薪売などどれも低い身分ばかり。兵農分離がされていない時代、境界線はあやふやなのも事実。出自を飾らない維新の英雄は偉い。2024/04/02

Hashimo

2
第一章と第四章が面白かった。特に秀吉の出生が史料に拠って色々で、紹介されていた中では、『関白任官記』(正親町天皇の子と書いてある)が1番盛っていて笑ってしまった。『甫庵太閤記』も現実離れしてて面白かった。戦国時代は実力主義的なイメージだったけれど、出自によって、下に見られることも多かったようで、だから出自を盛っていたのだと思った。本書には、検討に使った史料の評価も書かれていて、それも興味深かった。『明智軍記』は間違い多い、、小瀬甫庵の『信長記』は創作が多く、史料性が低いとか。2024/03/17

Go Extreme

2
武家の系図:系図 家譜 名前の構成 官位・官途 売買された官位 出自を盛った大名:黒田氏 宇喜多氏 大内氏 浅井氏 新免氏 名家の姓を乗っ取った大名:上杉氏 北条氏 細川氏 源氏・平氏で権威付け:織田氏ー平氏末裔説の真偽と一族内権力闘争 徳川氏ー“源”家康が“藤原”家康と名乗った裏事情 赤松氏ー村上源氏末裔とされる悪党の新たな実像 謎多き出自不明の大名:豊臣氏ー秀吉出生の謎と同時代の冷ややかな視線 明智氏ー父さえ明らかでない光秀と土岐明智氏との関係 斎藤氏ー道三による「国盗り」と闇深き骨肉の争い 武田氏2024/02/08

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