ホロコーストからガザへ―パレスチナの政治経済学 (新装版)

個数:

ホロコーストからガザへ―パレスチナの政治経済学 (新装版)

  • ウェブストアに3冊在庫がございます。(2025年06月01日 07時00分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 288p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784791776337
  • NDC分類 319.285
  • Cコード C0030

出版社内容情報

緊急復刊!!
ひとつの社会全体が崩壊しようとしている
「パレスチナ問題」を経済学的に分析し、世界的に注目される著者が明らかにするイスラエルの占領の実態と国際社会の援助のゆくえ。ホロコースト生存者の娘という出自から問う、人間の記憶と倫理への思考。いまもっとも読むべき一冊。

内容説明

「パレスチナ問題」を経済学的に分析し、世界的に注目される著者が明らかにするイスラエルの占領実態と国際社会の援助の行方。ホロコースト生存者の娘という出自から問う、人間の記憶と倫理への思考。

目次

序章 ガザ地区とパレスチナの概要およびサラ・ロイの仕事
1(もしガザが陥落すれば…;ガザ以前、ガザ以後 イスラエル‐パレスチナ問題の新たな現実を検証する;「対テロ戦争」と二つの回廊)
2(ホロコーストからパレスチナ‐イスラエル問題へ;“新しい普遍性”を求めて ポスト・ホロコースト世代とポスト・コロニアル世代の対話)

著者等紹介

ロイ,サラ[ロイ,サラ] [Roy,Sara]
1955年アメリカ生まれ。政治経済学。ハーバード大学中東研究所上級研究員。パレスチナ、とくにイスラエルによるガザ地区の占領問題の政治経済学的研究で世界的に知られる。ホロコースト生き残りのユダヤ人を両親にもつ

岡真理[オカマリ]
1960年生まれ。早稲田大学文学学術院教授、京都大学名誉教授。東京外国語大学大学院修士課程修了。在モロッコ日本国大使館専門調査員、大阪女子大学人文社会学部講師、京都大学大学院人間・環境学研究科教授を経て、現職。専攻は現代アラブ文学、パレスチナ問題

小田切拓[オダギリヒロム]
1968年生まれ。ジャーナリスト。イスラエル/パレスチナを専門に取材し、渡航回数は現在までで70回あまりに及ぶ。取材歴は20年を超え、「ガザ地区」、「隔離壁」、「オスロ合意」や「経済援助による占領加担」についての構造的分析で知られる

早尾貴紀[ハヤオタカノリ]
1973年生まれ。東京経済大学教授。専攻は社会思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

どんぐり

91
イスラエルのパレスチナ占領を批判するユダヤ人研究者サラ・ロイの講演と解説。15年前の講演内容でありながら、イスラエル-パレスチナ問題の「占領と被占領」という現在の政治経済状況は変わっていない。それは、イスラエル国家がパレスチナ人を弾圧する政策を正当化するのにホロコーストを利用し、「ユダヤ人対アラブ人」「ユダヤ教対イスラム教」「西洋文明対イスラム文明」といった対立構図を煽り、ガザの経済的土台を破壊し、パレスチナ人を、政治的・国家的主張者ではなく人道支援の対象者としてきたことだ。→2024/08/01

みねたか@

24
ガザとヨルダン川西岸地区が現在の状況に至った経緯について丁寧にひも解いてくれているが、オスロ合意が内容及び履行監視がともに不十分だったことが現状を招いたと批判しているように読んだ。いろんな視点があると思うのでこの点はもう少し他の考えも知りたい。一方で、ホロコーストを生き延びた父母のもとアメリカで育った著者が、ユダヤ人の生の在り方ジュダイズムに照らして現在のイスラエル問題について問いかける後半部分は、読み手の心深くに浸透していくような強いメッセージとなっている。2025/03/31

aruku_gojira

2
前に読んだダニエル・ソカッチの『イスラエル』で扱われた2005年のイスラエルによるガザ地区からの撤退が、「反開発」というキーワードで読み解かれる。ソカッチの筆致だと、当時の首相シャロン氏の真意は急死したので不明なものの、ガザ地区からの撤退によってパレスチナ人と土地を支配し続けていずれ併合する野心を放棄して、民主主義国家でユダヤ人国家でもあるイスラエルに舵を切ったとして前向きな評価だったと思うが、ロイは、ガザ撤退をパレスチナ人の社会・経済、生活空間を破壊する政策の手始めになったと評価している印象を受けた。2024/07/28

烏山千鳥

1
封鎖=反開発、パレスチナの独立を不可能にする、イスラエルの戦略。イスラエルがユダヤの宗教的信念・信仰から生まれたのではなく、宗教的神話を利用して、イスラエル国家にとってのみ都合の良い神話を信じる人たちによって支えられていることを知った。イスラエルの圧倒的な戦争犯罪は、ユダヤ人の経験したホロコーストの悲劇でも、ハマースによる武装抵抗でも、帳消しにできるようなものではない。イスラエルの思惑通り、パレスチナを人道問題に留めて、政治問題・ 植民地主義を見ないことにしてはいけない。2025/01/15

ちり

1
“イスラエルが安全よりも領土拡大を望む傾向は、歴史上ずっとその政策に現われてきました。つまりイスラエルは、政治的な妥協や和解を先送りにし、政治的解決を恐れ、とくに「外交をやみくもに恐れ」、そうした脅威を除去しようと、一貫して模索してきました”2024/09/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21801558
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。