DOJIN文庫<br> 理系人のための科学哲学

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DOJIN文庫
理系人のための科学哲学

  • 森田 邦久【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 化学同人(2025/12発売)
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  • サイズ B40判/ページ数 550p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784759825244
  • NDC分類 401
  • Cコード C0140

出版社内容情報

「哲学を実践に役立てる」という視点で書かれたユニークな科学哲学入門.実験,観察,推論,説明,検証など,ふだん何気なく行っている科学活動を見つめ直しながら,科学哲学の基本的内容がわかる.科学哲学から帰結される実践的提案も行っている.さあ理系人もテツガクしよう.そして改めて科学とは何かを考えてみよう.


【目次】

Ⅰ部 科学の基礎を哲学する

1章 科学と推論―― _科学で使う推論は問題だらけ?〔 論理的には問題のない推論だが/論理的には妥当でないが有用な推論①/ 論理的には妥当でないが有用な推論②/論理的には妥当でないが有用な推論③/もっと実際の研究に近い推論〕

2_章 科学の条件―― _科学と非科学はどう分けられるのか?〔正しいと証明できる可能性があれば科学?/確からしさが十分ならば科学?/まちがう可能性があるからこそ科学?/反証可能性基準にも問題点がある/実際の科学研究と比較して考えてみると〕

3章 科学と反証 ―― 科学理論は反証できない?〔どうしたって理論は反証できない?/理論が先か、観察が先かという問題/観察の理論負荷性があるのは悪いことばかりではない/ほんとうに反証は不可能なのか?〕

4章 科学の発展 _―― _どんな科学理論が生き残るのか?〔科学と政治革命の意外な関係/どうすれば理論の優劣を決められるか/経験的事実ではなく解決能力が大事?/科学はたまたまいまの形になっただけ?/ここまでの議論を実践にどう生かすか〕 

5章 科学と実在 _―― _原子って本当にあるの?〔肉眼でみえないものは排除する―反実在論の主張①/原子が存在することは奇跡か _― _実在論の主張①/実在しないことは本当に奇跡か _― _反実在論の主張②/科学理論は真である必要はない? _― _反実在論の主張③/思いどおりの結果がだせれば存在する? _― _実在論の主張②/数学的構造だけが実在する? _― _実在論の主張③/これまでの議論を整理してみると/第三の道はあるか/実在論は実践的にどんな意義があるか〕

Ⅱ部 科学で使われる概念を見直す

6_章 説明とはなにか _―― _説明を説明するのは難しい?〔説明とは法則を使った演繹的推論である?/説明とは原因を示すことである?/説明とは統合することである?/なにをどのように説明すべきかは文脈で決まる?/ここまででなにがわかったか〕

7_章 原因とはなにか _―― _本当の原因はなに?〔そこには規則しかない?/それがなければあれもなかっただろうから原因?/結果に影響するときに原因?/跡を残すのが因果過程?/保存量を伝えるのが因果過程?/結果を操作できるのが原因?〕

8章 法則とはなにか _―― _法則はなぜ法則なのか?〔法則であるための必要条件/予測に使えるものが法則? _― _規則説①/体系のなかに位置づけられれば法則? _― _規則説②/法則には必然性がある?/介入によって変化しないものが法則?/法則は能力である?/法則についての議論をどう生かすか?〕

9章 確率とはなにか _―― _確率は主観的なものか客観的なものか?〔確率の意味をどう解釈するか/確率は客観的か主観的か/確率はどう役に立つのか〕

10章 理論とはなにか _―― _科学理論はうそをつく?〔科学理論は論理体系と同じような

内容説明

実験・観察、推論、説明、検証といった科学の「いつもの活動」を哲学的に見つめ直せば、きっと得られるものがあるはずだ。そして何よりおもしろい。「科学とは何か」を考えるきっかけとヒントに満ちた科学哲学入門書が、補章「理解とはなにか」を追加して文庫化。さあ、理系人もテツガクしよう。

目次

1部 科学の基礎を哲学する(科学と推論―科学で使う推論は問題だらけ?;科学の条件―科学と非科学はどう分けられるのか?;科学と反証―科学理論は反証できない?;科学の発展―どんな科学理論が生き残るのか?;科学と実在―原子って本当にあるの?)
2部 科学で使われる概念を見直す(説明とはなにか―説明を説明するのは難しい?;原因とはなにか―本当の原因はなに?;法則とはなにか―法則はなぜ法則なのか?;確率とはなにか―確率は主観的なものか客観的なものか?;理論とはなにか―科学理論はうそをつく?)
3部 現代科学がかかえる哲学的問題を知る(量子力学の哲学―ミクロな世界は非常識?;生物学の哲学―進化論は科学か?)
補章 理解とはなにか

著者等紹介

森田邦久[モリタクニヒサ]
1971年兵庫県生まれ。2003年大阪大学大学院基礎工学研究科博士後期課程修了、2007年同大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(理学)、博士(文学)。早稲田大学高等研究所准教授、九州大学基幹教育院准教授などを経て、大阪大学大学院人間科学研究科教授。専門は科学哲学・分析哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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