目次
1章 バイオテクノロジーの誕生
2章 現代のバイオテクノロジー産業
3章 バイオインフォマティクス:ゲノミクス、プロテオミクス、フェノミクス
4章 産業バイオテクノロジー
5章 生命科学と医療
6章 環境バイオテクノロジーと環境保全
7章 農業と食料生産
8章 科学捜査と生物防衛
9章 エボデボ:進化と発生をバイオテクノロジーでひもとく
10章 人類学におけるバイオテクノロジー
11章 バイオテクノロジーの未来
著者等紹介
福井希一[フクイキイチ]
1951年京都府生まれ。1978年京都大学大学院農学研究科博士課程修了。現在、大阪大学大学院薬学研究科招聘教授・鳥取大学染色体工学研究センター特任教授・(財)染色体学会代表理事・大阪大学名誉教授。農学博士。おもな研究テーマは、染色体の構造・機能解析
内山進[ウチヤマススム]
1971年東京都生まれ。1999年大阪大学大学院薬学研究科博士課程修了。現在、大阪大学大学院工学研究科准教授・自然科学研究機構岡崎統合バイオサイエンスセンター客員准教授。薬学博士。おもな研究テーマは、タンパク質の構造・物性・機能の理解と利用
松田史生[マツダフミオ]
1974年鹿児島県生まれ。2002年京都大学農学研究科博士課程修了。現在、大阪大学大学院情報科学研究科准教授。農学博士。おもな研究テーマは、質量分析を用いた代謝解析、代謝情報工学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
文月優
0
この本は専門家によって書かれていることもあり、現実大のバイオテクノロジーを把握するのに最適だと思われる。本書を読めばバイオテクノロジーが魔法ではなく、他分野の学問の蓄積があってこそ、この分野が発展したことがわかる。決して一朝一夕で成った学問ではない。そしてこの分野の発展は、この世界が長年向かい合ってきた問題の幾つかを解決してくれるかもしれない。もちろんその逆もありうる。しかし私はそのことがこの学問を停滞させていい理由にはならないように思う。必要ならば発展させるべきなのだ。明日を望む人達の為にも。 2019/02/16