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性倒錯者―だれもが秘める愛の逸脱

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  • サイズ B6判/ページ数 319,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784759818147
  • NDC分類 145.7
  • Cコード C1011

出版社内容情報

エッフェル塔と恋に落ちた対物性愛の女性,イケメンのくしゃみに欲情する男性,ポルノ映画に出演する恋人同士の双子の兄弟……口にするのも憚られる性的逸脱の数々に,生物学・心理学の知見を元にして,自らゲイでもある著者が,ユーモアを交えつつタブーなく切り込む.読み進めながら思うだろう,実はみな心当たりがあることを.隠された最大の関心事,われわれの性愛が赤裸々に語られる.

1章 だれもが倒錯者
2章 どうしようもなく不潔なヒト
3章 色情症:ニンフォマニアとサティリアジス
4章 サイコパスのキューピッド
5章 主観的という問題
6章 許される年齢
7章 淫らで好色な者たちの教訓

内容説明

恋人同士の双子のポルノ俳優、エッフェル塔と恋に落ちた女性、イケメンのくしゃみに興奮する男性。驚きの性愛の数々に科学のメスを入れ、道徳を超えて人間性の本質に迫る。

目次

1章 だれもが倒錯者
2章 どうしようもなく不潔なヒト
3章 色情症―ニンフォマニアとサティリアジス
4章 サイコパスのキューピッド
5章 主観的という問題
6章 許される年齢
7章 淫らで好色な者たちの教訓

著者等紹介

ベリング,ジェシー[ベリング,ジェシー] [Bering,Jesse]
1975年アメリカ生まれ。実験心理学者・コラムニストで、『サイエンティフィック・アメリカン』や『スレート』の常連寄稿者。フロリダ・アトランティック大学大学院修了後、アーカンソー大学で教職をスタート。ベルファストのクイーンズ大学認知文化研究所のディレクターを経て、現在、ニュージーランドのオタゴ大学サイエンス・コミュニケーション・センターで准教授を務める

鈴木光太郎[スズキコウタロウ]
新潟大学人文学部教授。専門は実験心理学。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たまきら

24
誰かを愛するということ自体差別化の一種だから、そこで歪みが生じるわけだが、では人が「幸せ」と感じることが一般認識からかなり逸脱していたらどうする?なるべく前向きに、なるべく合法的な形で幸せを得ようと頑張っている、真面目な変態さんによる真面目な変態本。ティファニー・ライスを地で行くというか、ある意味もっとグロイというか。でも、同意があれば結構許せる自分がいます。ま、パパのためにヌードになる女子のマンガがある国の人ですしね。2018/10/13

えんどうまめ

3
LGBTと呼ばれる性的マイノリティーに所属する著者は、それに関わる研究も行っているようで、本人の経験と知識を元に「性倒錯」とは一体何か、そもそも倒錯とは何を指しているのかについて熱く語っている本です(ところどころ著者本人の非常に刺激的なエピソードを交えつつ)。マジョリティから外れていることが歴史的にどのように扱われてきたのか、をこの本で始めて知りました。特に女性に対する差別の歴史には色々と思うものがあります。そしてふと、現代でも一部地域に残っている「女子割礼」などを思いもしたりして...2016/03/24

鏡子

1
同著者の自殺についてのエッセイより読みやすいのは性に関するデータのほうが充実しているからだろうと思う。とはいえ両者とも個人的なことで、まだまだ謎は多い様子。「人間って…面白!!」と性の多様性(や歴史上の人物の個人的な手紙の内容)ににっこりしたり、性について論じる難しさに眉を顰めたり。道徳と生物学と法律(と社会学)を分けて考えるのが肝要。特定の性倒錯が悪いのではなく犯罪を犯した個人には相応の対処が必要だということは今後そのテの報道を見るにつけ思い出すだろう。それにしてもこの著者はユーモアがありテーマに真摯。2024/06/03

アル中の魔女

1
性的倒錯について過去から現代に至るまでどのように扱われてきたかが記された本。特に気になったのは女性の小児性愛者、思春期性愛者が少ないという点。これは欧米の研究データから分かることだと思うが、同人誌などで『ショタ』という属性が1ジャンルとして確立されている日本においてはどうなのだろうかと疑問に思った。性に関する事柄についてまだまだ閉鎖的なこの国では調査自体が困難かもしれないが……。2023/04/18

空白少女

1
ただただパラフィリアや異常性癖を羅列するとかじゃなく、性の問題の道徳的判断について繰り返し科学的知見に基づいて述べられていたのが良かった。 ただ「パラフィリアは性的指向である」とあったのは少し気になったかな。私のフィーリングに過ぎないけど、それに当てはまる気もする一方性的「嗜好」の方がしっくり来てしまう。 論理情動療法で有名なA.エリスが転向療法めいたことをしたことがあるのは初めて知った。えー…って感じ。2022/09/29

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