内容説明
毒はなぜ“毒”なのか。右を向けば水道水中のトリハロメタン、左を向けばサリンなどの有毒ガス。化学物質にどっぷり肩まで浸かって生きる現代の文明人に捧げる“環境毒性学”の入門書。
目次
プロローグ―七面鳥、ピーナッツ、そしてがん
1章 化学物質の理解のために
2章 人間はどのようにして化学物質と接するのか
3章 体内に入った化学物質はどうなるか
4章 毒性学とはどのようなものか
5章 作用が早く現れる毒性物質
6章 作用の遅い毒性物質
7章 がんを誘発する化学物質
8章 発がんのメカニズム
9章 化学物質の用量と反応の関係
10章 リスクアセスメント 危険度をどのように決めるのか
11章 リスクマネジメント リスクへどう対応するのか
12章 われわれの進むべき道