内容説明
いくつになっても、わたしはわたし。年を重ねたぶんだけ、好奇心のまま、心のままに、自由になる。シニア世代の本音エッセイ!産経新聞好評連載中、待望の書籍化第4弾!
目次
1章 少しの工夫で暮らしはときめく
2章 小さな幸せを積み重ねる練習
3章 いつまでも好奇心がエネルギーになる
4章 「おひとり様検定」取得のすすめ
5章 長生きしていればいいことがある
6章 流れゆく時間には誰もあらがえない
7章 いくつになっても私は私
著者等紹介
久田恵[ヒサダメグミ]
1947年、北海道生まれ。上智大学文学部中退。大学中退後さまざまなアルバイトで生計をたて、雑誌ライターとなる。平成2年、『フィリッピーナを愛した男たち』で大宅壮一ノンフィクション賞、平成10年に『息子の心、親知らず』で文藝春秋読者賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ひほ
27
いい意味で脱力感満載のエッセイ。はじめにで作者が「まったく、この人ときたら、なに言ってんだかあ」とつぶやきつつ読んでいただけたら、これほどのシアワセはありませんと書かれていますが、本当にそのように読める本でした。肩肘張って頑張りすぎているときにお勧めの一冊です。2016/10/31
haniko
8
取材先で出会った人が多く出てくる。シングルシニアのバイブルみたいな本。久田恵は母を介護し、その後父も介護することに。そのおよそ20年間の介護生活から解放されて、水を得た魚のように世の中に泳ぎだした久田恵が、取材で出会ったシニアの方々。82歳と91歳のカップルの話は目からうろこが落ちるくらい。82歳の札幌の女性の元に91歳の福島の彼が通うのだが、その彼はフランス語習い、「枯れ葉」を原語でしかもアカペラで歌っていた。物事を始めることに年齢は関係ないと教えてくれる。人生の楽しみ方も伝わってくる。2020/03/19
チェロ
8
少し先輩の久田さんのエッセイから、パワーをもらうことが多いので、図書館で見つけたら借りてくる。あっ同じだと思ったり、そこまでは出来ないとか様々。久田さんのすすめる「おひとり様検定」収得に関しては、点数がかなり低い。三世代同居~わが子が自立~義父母を看取り、夫婦二人に。[おひとりさま]生活が、頭をかすめる事もあるが、今はおふたりさん時代を楽しみたい(*´σー`)エヘヘ2017/09/17
さいちゃん
2
気負いない老後人生のエッセイ、心地良く読めた。「ま、いいか」としのぐところが私自身も一緒でうれしくなった。2017/10/19