内容説明
風通しよく生きるために大事なことはただ一つ!閉塞状況の日本に一石を投ずる名エッセイ。
目次
生の出発点を見失っていないか
受けるより与える方が幸いである
人間は一筋縄ではいかない
人間の不純な哀しさ、優しさ、香しさ
人間が人間になるために
人生の美学に殉じるために
著者等紹介
曽野綾子[ソノアヤコ]
作家。昭和6年東京生まれ。聖心女子大学を卒業後、第15次新思潮に参加、文壇にデビューした。大型才女として一時代を画し、以後数々の問題作、話題作を発表しているが、とくにエッセイ『誰のために愛するか』は200万部を超す大ベストセラーとなっている。夫君は、作家三浦朱門氏。1993年、日本芸術院恩賜賞、1995年、日本放送協会放送文化賞を受賞
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感想・レビュー
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dolly
1
エッセイである。 他のエッセイ同様、子どもの頃の家庭環境、戦争体験、アフリカ、南米など貧困国貧困地域への豊富な渡航経験、キリスト教の知識、文学や哲学に関する造詣の深さくる彼女の文章に教えられるところが多く、時間も現実も忘れのめりこんでしまった。 現在80歳の彼女からすれば、若輩の私に読書感想など書けないので 今回も一カ所だけ抜粋するが、是非全文を読んでいただきたい。 なんという不思議な会議だったのだろう。「愛」が全く不在であったのにもかかわらず、そこにいた誰もが、その状態を不思議と思わなかっ2011/11/07