出版社内容情報
本書は、世界で1960年代に本格的に始まったコーパス言語学の中でも、日本においては2000年を過ぎてから注目され始めたパラレルコーパス研究に焦点を当て、その現在までの軌跡と今後の可能性を探る日本初の専門書である。言語学、コーパス研究、翻訳学、統計学、自然言語処理など多岐にわたる分野を跨ぐことによって、この「パラレルコーパス言語学」は成立する。その一端を本書でじっくりと紹介したい。
内容説明
本書は、世界で1960年代に本格的に始まったコーパス言語学の中でも、日本においては2000年を過ぎてから注目され始めたパラレルコーパス研究に焦点を当て、その現在までの軌跡と今後の可能性を探る日本初の専門書である。言語学、コーパス研究、翻訳学、統計学、自然言語処理など多岐にわたる分野を跨ぐことによって、この「パラレルコーパス言語学」は成立する。その一端を本書でじっくりと紹介したい。
目次
第1章 序論編:コーパス言語学とは何か(コーパスとコーパス言語学;コーパス言語学の歴史 ほか)
第2章 概論編:パラレルコーパス概観(パラレルコーパスとパラレルコーパス言語学;『英辞郎』とパラレルコーパス ほか)
第3章 活用編:パラレルコーパスを用いた分析例(借用語との意味のずれ:日本語的発想、意味的韻律など;辞書の記述を見直す:翻訳ユニットと交換可能性 ほか)
第4章 開発編:日英・英日パラレルコーパスオンライン検索ツールの開発について(パラレルコーパス・ツール・研究を振り返る;日英・英日パラレルコーパスオンライン検索ツールの開発について ほか)
第5章 実証編:パラレルコーパス検索の威力(『パラレルリンク』開発の着想について;辞書編纂に求められるコーパス利用とは ほか)
著者等紹介
仁科恭徳[ニシナヤスノリ]
兵庫県出身。英国エクセター大学大学院応用翻訳学修士課程修了。英国バーミンガム大学大学院コーパス言語学修士課程修了。英国バーミンガム大学大学院より応用言語学博士号取得(Ph.D.)。京都府立大学共同研究員、立命館大学嘱託講師、明治学院大学専任講師、米国ホープカレッジ客員交換教授、神戸学院大学准教授を経て、現在、神戸学院大学教授、および英国オックスフォード大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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