図解即戦力 図解即戦力 工作機械業界のしくみとビジネスがこれ１冊でしっかりわかる教科書

永井 知美/山口 智也【著】

技術評論社（2022/07発売）

• サイズ A5判／ページ数 192p／高さ 22cm
• 商品コード 9784297128586
• NDC分類 532
• Cコード C0034

出版社内容情報

工作機械は、あらゆる機械や部品類の製造に用いられており、性能の優劣が製品の競争力を大きく左右します。そのため、各国とも工作機械産業を戦略的基幹産業と位置付け、その発展に力を尽くしています。本書は、そのような工作機械業界を簡潔かつ網羅的に解説しており、就職・転職・取引にあたっての業界研究で役立つ情報が満載の1冊です。

内容説明

工作機械メーカーの主力製品・企業戦略から具体的な業務内容・労働環境、市場動向まで業界の必須知識をまるごと理解！！

目次

１　ものづくりを支える工作機械
２　工作機械の種類・サービス
３　工作機械業界のビジネスモデル
４　工作機械業界に求められる人材
５　工作機械業界の主要メーカー
６　世界の工作機械産業
７　工作機械業界の技術トレンド
８　工作機械業界の展望

著者等紹介

永井知美［ナガイトモミ］
東京大学文学部ロシア語ロシア文学科卒業。山一証券経済研究所外国企業調査部勤務を経て、１９９９年から東レ経営研究所勤務。現在、チーフアナリストとして、工作機械業界、電機業界、コンビニ業界、訪日観光などの分析を担当する。日本証券アナリスト協会認定アナリスト（ＣＭＡ）

山口智也［ヤマグチトモヤ］
立命館大学政策科学部を卒業した後、２００１年に松井証券に入社。２００６年に日本情報マートに入社し、経済・産業動向の調査や中堅・中小企業の経営支援などに従事。２０１８年に東レ経営研究所に入社。主な研究・調査テーマは、水素社会、ものづくりのＤＸ、メタバースなど（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[tetsubun1000mg]

画像やグラフ、実際の社名が紹介されていて分かりやすい。　工作機械や金属加工業界に入社する新人にはちょうどいい勉強材料だと思う。

2022/08/28

[Thinking_sketch_book]

★★★☆☆ 就活や株などで業界分析したい人にちょうど良い。詳しく知りたい人には物足りないと思う。

2022/10/17

[kenitirokikuti]

図書館にて。電子計算機をおさらいするうち、本書が目に入ったので借りた。刊行2022年7月なので真新しい。日本の工作機械産業はパソコン業界に先んじてマイクロプロセッサを導入したが、富士通が源流のファナックはそれを主導したメーカー。ファナックは工作機械用NC装置で世界首位、そして産業用ロボットで世界四強（ABB、KUKA、安川電機、ファナック）である。光文社新書『日本のものづくりを支えたファナックとインテルの戦略』（2019）も再読しよう

2022/09/11

[鉄路のほとり]

とりあえずざっくりとした業界のイメージを掴むために。なぜ日本の工作機械業界が今でも競争力を保てているのか等。個々の企業についての突っ込んだ記述はそれほどないが、ドイツ、イタリア、米国、中国、韓国、台湾など各国の企業名を知ることができるだけでも役に立つ。これより詳しい話となると専門のアナリストレポートなどを探さなければならないのだろうか。

2023/06/28

[ゆうちゃん]

全編において良くカテゴライされ丁寧に解説されており昨今の業界の動向がつかめる。このシリーズは期待できそうなので他作品も読んでみよう。コモディティ化しやすいモジュール型としにくいインテグラー型、うち工作機械は日本人が得意でアジア系が不得手なインテグラー型で今後も日本が強みをハッキリできるのは納得した。

2022/12/09