出版社内容情報
師匠を追いかけて訪れた浅草「並木の藪」で頼むのは、鴨なんばんのソバ抜き・通称「鴨ヌキ」。
女将のたねさんが笑顔で運んでくれた、祇園「山ふく」の雑ぜ御飯。美味しいのになぜか味が?くさい空港のハヤシライス。
こだわりと人情で彩られた、日本各地の行きつけの店と、食にまつわる礼儀作法、そして今は亡き人々の温かい記憶。
昭和の文士によるとっておきのグルメエッセイが、新装版として復活しました!
(解説・嵐山光三郎)(新装版解説・白央篤司)
内容説明
師匠を追いかけて訪れた浅草「並木の藪」で頼むのは、鴨なんばんのソバ抜き・通称「鴨ヌキ」。女将のたねさんが笑顔で運んでくれた、祇園「山ふく」の雑ぜ御飯。美味しいのになぜか味が嘘くさい空港のハヤシライス。こだわりと人情で彩られた、日本各地の行きつけの店と、食にまつわる礼儀作法、そして今は亡き人々の温かい記憶。昭和の文士によるとっておきのグルメエッセイが、新装版として復活しました!
目次
1 酒の話(幻のマルチニ;うまくない葡萄酒 ほか)
2 食の話(食通;ハヤシライス ほか)
3 行きつけの店(浅草 並木の藪の鴨なんばん;金沢 つる幸の鰯の摘入れ ほか)
4 礼儀作法(酒の飲み方;食器類 ほか)
著者等紹介
山口瞳[ヤマグチヒトミ]
1926年、東京生まれ。出版社勤務を経て、58年寿屋(現サントリー)に入社、「洋酒天国」の編集者・コピーライターとして活躍する。62年『江分利満氏の優雅な生活』で直木賞、79年には『血族』で菊池寛賞を受賞する。95年8月没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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