ハルキ文庫<br> 指輪

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ハルキ文庫
指輪

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  • サイズ 文庫判/ページ数 244p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784758446495
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

ほんの遊び心から婚約した渉と今日子。
二人の指には、お揃いの銀の指輪がはめられている。
今日子はいつしか渉との結婚を切望するようになっていった。
しかし約束の日、渉からの電話はなかなか鳴らず……(「指輪」)。
銀狐のコートに大きなサングラスをかけた女が、ファースト・クラス・ラウンジのソファーに腰をかけていた。
その彼女に男が声をかけたが……(「一等待合室」)。
女と男の欲望と、?と裏切り。
情愛の行きつく果てとは──あまりに繊細でスリリングな珠玉の短編集、装いも新たに復活。
(解説・原田ひ香/『イヤリング』を改題)

内容説明

ほんの遊び心から婚約した渉と今日子。二人の指には、お揃いの銀の指輪がはめられている。今日子はいつしか渉との結婚を切望するようになっていった。しかし約束の日、渉からの電話はなかなか鳴らず…(「指輪」)。銀狐のコートに大きなサングラスをかけた女が、ファースト・クラス・ラウンジのソファーに腰をかけていた。その彼女に男が声をかけたが…(「一等待合室」)。女と男の欲望と、嘘と裏切り。情愛の行きつく果てとは―あまりに繊細でスリリングな珠玉の短編集、装いも新たに復活。

著者等紹介

森瑤子[モリヨウコ]
1940年静岡県生まれ。東京藝術大学器楽科卒。広告会社にてコピーライターとして活躍したのち、1978年「情事」で第二回すばる文学賞を受賞し、デビュー。男女の機微や人生の切なさを描いた鋭く繊細な筆致で人気を集める。芥川賞候補になった『誘惑』『傷』、直木賞候補になった『熱い風』『風物語』ほか、『嫉妬』『望郷』など、著書は100冊を超える。小説のみならず、多数のエッセイや翻訳も手掛けた。1993年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

じいじ

70
定期検診の帰りに行きつけの本屋に寄ったら、ハルキ文庫から復刊されていたので思わず手にとった。著者の森瑤子は、存命なら同い年だから83歳。52歳での死去は少しばかり早過ぎである。8篇の短篇だが、寝しなのおやすみ本として愉しめた。表題作【指輪】が面白かった。主人公の二人、遊び心も手伝って婚約のしるしに、シルバーの平打ちの指輪まで買ったのに…。徐々に、この二人の結婚への熱意が逆転していきます。2024/07/28

minami

43
森瑤子さんの訃報を聞いた時は突然で悲しみに暮れた。ほとんどの作品を読んでいたと思う。最近はもう手に取ることもなかったけれど、書店で見かけてすぐに購入した。なんと解説は原田ひ香さん。解説で触れられる森瑤子作品に対してのリスペクトにうんうんそうそうと共感しきりだった。『イヤリング』を改題されての本書は、読んでいるはずなのにいい具合に忘れている。でも所々胸に刺さる言葉が懐かしく若かったあの頃に一瞬で連れて行かれた。家電しかなかった時代のあのヒリヒリ感を思い出す。プライドも高く強く、でも繊細な森作品に憧れていた。2024/08/17

けいこ

37
読友さんのレビューで復刊した事を知る。『イヤリング』改題。森瑤子さんの描く男女の気の利いた会話、駆け引き、オシャレな実在するお店やお酒。30年くらい前、カッコよくて強い女性に憧れて夢中で読んだ。再読して、やっぱり媚びない女性が森さんらしくて、そうそうこれ!って嬉しくなった。でも改めて読むと、強さの中に弱さが見え隠れしていて、切なくなった作品もあった。また色々な作品を再読しようと思う。2024/08/29

KEI

30
今更ながら初読みの作家さん。お名前は知っていたが何となく避けていたのだろう。本作は8編の短編集。いずれもねっとりとした男と女のすれ違いを絶妙なタッチで描かれていた。面白かったのは「一等待合室」ファーストクラスの待合室に腰掛けていた美しい女に言いより1夜の賭けをする男。その男との一見キザなやり取りが昭和っぽくて、スリリングで自尊心を傷つけられた男が滑稽だった。2024/08/22

ジャスミン

10
先日読んだ『古本食堂雑』に出て来た森瑤子さんの「一等待合室」を再読。 40年前の作品で、私も20代後半になり自分はもう若くないのだと実感する事もあり、ヒリヒリする焦燥感に駆られる描写に共感したものでした。 同時としては女流作家が情事や女の本当の性の気持ちを赤裸々に描いていたので、反発も強かったのを覚えてます。 でも、普段は蓋をしている性への気持ちを代弁してくれる描写に、女性たちは惹かれたのかと思います。 向田邦子さんといい、森さんも然り、もう少し彼女たちの作品を読んでみたかったなぁと。2025/03/11

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