出版社内容情報
ほんの遊び心から婚約した渉と今日子。
二人の指には、お揃いの銀の指輪がはめられている。
今日子はいつしか渉との結婚を切望するようになっていった。
しかし約束の日、渉からの電話はなかなか鳴らず……(「指輪」)。
銀狐のコートに大きなサングラスをかけた女が、ファースト・クラス・ラウンジのソファーに腰をかけていた。
その彼女に男が声をかけたが……(「一等待合室」)。
女と男の欲望と、?と裏切り。
情愛の行きつく果てとは──あまりに繊細でスリリングな珠玉の短編集、装いも新たに復活。
(解説・原田ひ香/『イヤリング』を改題)
内容説明
ほんの遊び心から婚約した渉と今日子。二人の指には、お揃いの銀の指輪がはめられている。今日子はいつしか渉との結婚を切望するようになっていった。しかし約束の日、渉からの電話はなかなか鳴らず…(「指輪」)。銀狐のコートに大きなサングラスをかけた女が、ファースト・クラス・ラウンジのソファーに腰をかけていた。その彼女に男が声をかけたが…(「一等待合室」)。女と男の欲望と、嘘と裏切り。情愛の行きつく果てとは―あまりに繊細でスリリングな珠玉の短編集、装いも新たに復活。
著者等紹介
森瑤子[モリヨウコ]
1940年静岡県生まれ。東京藝術大学器楽科卒。広告会社にてコピーライターとして活躍したのち、1978年「情事」で第二回すばる文学賞を受賞し、デビュー。男女の機微や人生の切なさを描いた鋭く繊細な筆致で人気を集める。芥川賞候補になった『誘惑』『傷』、直木賞候補になった『熱い風』『風物語』ほか、『嫉妬』『望郷』など、著書は100冊を超える。小説のみならず、多数のエッセイや翻訳も手掛けた。1993年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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