内容説明
九鬼隆一、益田孝、伊藤博文に小林一三、岩野泡鳴。近代日本史に名を残す著名人たちが、私生活で見せる赤裸々な姿とは。世間が愛憎劇の行方を見守る三角関係、高名成す夫の陰でひっそりと息絶える妻、旧弊を廃し新しい結婚を追求したために陥る激しい混沌。70の結婚エピソードを通して浮かび上がる、日本人の結婚観とその妙味。
目次
九鬼隆一と波津―部下と恋に落ちた妻
岡倉天心と元子―猛妻の抗議
森有礼と阿常―ハイカラな夫と旧い妻
森有礼と寛子―再婚生活は整然と、正確に
有馬頼万と寛子―追い出された若奥様
有馬頼寧と貞子―修羅と化した三十年
西園寺公望と夫人たち―正妻は弁財天
安田善次郎と房子―側室に弁えを教えた妻
益田孝と栄子―億万長者の妻
大隈重信と綾子―夫婦同伴で買い物〔ほか〕
著者等紹介
林えり子[ハヤシエリコ]
東京生まれ。慶応義塾大学卒業後、編集業を経て文筆生活に入る。著書に「川柳人 川上三太郎」(第11回大衆文学研究賞)など
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