徳間文庫 小松左京“21世紀”セレクション 3<br> 継ぐのは誰か?/ヴォミーサ “技術革新~さらに彼方の明日”編―小松左京“21世紀”セレクション〈3〉

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徳間文庫 小松左京“21世紀”セレクション 3
継ぐのは誰か?/ヴォミーサ “技術革新~さらに彼方の明日”編―小松左京“21世紀”セレクション〈3〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 802p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784198947651
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

〈小松SFの真髄、AIと先端科学+人類進化の究
極ヴィジョンを見届けよ!〉ロボットが犯した
残虐な殺人を追うSFミステリ『ヴォミーサ』、
大学都市で展開する連続殺人の謎と人類の後継
種を巡る思索『継ぐのは誰か?』、〝進化の勝
者〟へのシビアな闘争をホラータッチで描く『
牙の時代』人類さえ〝単なる通過点〟と観る巨
視的なヴィジョンで読者を圧倒する、小松哲学
の極点。

〈目次〉

〝21世紀〟セレクション編纂にあたって

[part.1] テクノロジーに包囲された生活
 ミリイ
 ヴォミーサ
 消えた預金
 「機械化人類学」の妄想
 誤解
 静寂の通路

[part.2] 拡張される〝人間〟そして彼方の明日へ
 牙の時代
 飢えなかった男
 継ぐのは誰か?
 「未来人」について
 雨と、風と、夕映えの彼方へ
 野の仏

解説 樋口恭介

内容説明

“小松SFの真髄、AIと先端科学+人類進化の究極ヴィジョンを見届けよ!”ロボットが犯した残虐な殺人を追うSFミステリ『ヴォミーサ』、大学都市で展開する連続殺人の謎と人類の後継種を巡る思索『継ぐのは誰か?』、“進化の勝者”へのシビアな闘争をホラータッチで描く『牙の時代』。人類さえ“単なる通過点”と視る巨視的なヴィジョンで読者を圧倒する、小松哲学の極点。

著者等紹介

小松左京[コマツサキョウ]
1931年大阪市生まれ。京都大学文学部卒。61年「地には平和を」で第1回空想科学小説コンテスト努力賞。73年刊行の『日本沈没』が大ベストセラーとなり第27回日本推理作家協会賞を受賞。85年『首都消失』で第6回日本SF大賞受賞。2011年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひさか

20
2022年8月徳間文庫刊。シリーズ3作目。1964〜1976年に発表された未来をテーマにした12の作品を収録。素晴らしい作品ばかりで、小松さんの偉大さをあらためて確認できた。短編の「野の仏」で語られる人の可能性と宿命的な世界観は見事のひと言につきる。2022/10/30

阿部義彦

13
トクマの特選!シリーズとして、小松左京さんの諸作品を、テーマ別に編集した、21世紀セレクションの3冊目です。1から3まではテーマが the THE PROPHET (予言)で、どれから読もうか迷いましたが、継ぐのは誰か?が入ってるのでこの巻から。半分位は過去によんでましたが、兎に角知識量と想像力には圧倒されました。part2の初読の「雨と風と夕映の彼方へ」は、思考実験による叙事詩の様です。このシリーズは全部読もうと思います。他にも山田正紀の超絶ミステリコレクションも刊行してて、トクマもやる時はやりますね。2022/09/25

シタン

11
面白いセレクションを見つけた。小松左京の未来に対する先見性とシミュレーションの緻密さを検証するシリーズの第三巻で、先端技術、ヒトと生物の進化をテーマにした作品が収められている。機械化人類学や未来人に関する論考、普遍生物学が出てくる名作「継ぐのは誰か?」、LLM時代を生きる我々の背筋を凍らせる「ミリイ」、アイザック・アシモフ風のSFミステリ、晩年の総決算的作品など。大学都市を舞台とした「継ぐのは誰か?」は理系青春ミステリでもあり、ノスタルジックな気分にさせてくれる。2023/08/05

九曜紋

9
2022年8月刊行。発売直後に購入しておきながら800頁というボリュームに怯んで放置していた。徳間文庫のシリーズ3冊目。小松左京という作家は京都大学文学部卒の文系人間であり、特に何処かで、あるいは誰かから理系の知識について薫陶を受けたという話は寡聞にして知らない。恐らくは彼の頭脳の中で人間存在と科学文明の越し方を斟酌し、帰納と演繹を果てしなく繰り返した後に導き出した結晶がこうした作品群なのだろう。1960年代から70年代という早い時期にこれほど未来の姿をほぼ正確に見通していた知力にはあらためて感服する。2024/09/16

じゃくお

2
やはりSFっていうのは、人間の可能性より限界性を追求する作品の方が面白いと感じます。私は純文学に必要な要素を"恥"と考えていますが、小松左京の作品は人類の"恥"を描いているので、広義では文学的といえそうです。まあ、本人も総合小説を自認していたようですからね。しかし「機械化人類学」ってのは面白いな。 2023/03/04

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