ＯＢＳＥＳＳＩＯＮ―こだわり抜く力

ジェフ・ハヤシダ【著】/松本 和佳【訳】

日経ＢＰ（2023/03発売）

• サイズ 46判／ページ数 248p／高さ 19cm
• 商品コード 9784296117109
• NDC分類 335.04
• Cコード C0034

出版社内容情報

およそ10年にわたりアマゾンジャパン共同社長を務めたジェフ・ハヤシダ氏が初めて著すビジネス論。これまでメディアにはあまり登場しなかった同氏が、次世代のリーダーたちに向けてメッセージをおくる。

本書に通底するのは、ジェフ・ベゾスにも通じる「こだわり抜く」姿勢。特に日本では「おかしな前例主義とルール」が非効率を招いていると指摘し、それらをどのように打破してきたのか、実体験をもとに語る。

内容説明

アマゾンジャパン前社長が初めて語る！これが世界標準のマインドセットだ！数字への冷徹なこだわり、人の心を動かす情熱。「アマゾン流」にこそ、日本再起動のヒントがある。

目次

１章　共通言語を作る
２章　イノベーションの起こし方
３章　リーダーは導く人
４章　脱・２０世紀型経営
５章　ダイバーシティを考える
６章　会社の成長、自分の成長

著者等紹介

ジェフ・ハヤシダ［ジェフハヤシダ］
ＣｏＥｖｏ代表。米ポートランド州立大学を卒業後、自動車を含む複数のメーカー勤務を経た後に日本の家電メーカー、エプソンのポートランド工場長に就き、国内外工場の中でトップの品質と生産性を誇る水準に導いた。２００５年アマゾンジャパンに入社しフルフィルメント事業部ディレクターとなる。２０１１～２０２１年、アマゾン本社副社長兼アマゾンジャパン社長を務めた

松本和佳［マツモトワカ］
日本経済新聞社シニア・エディター兼。ＮＩＫＫＥＩ　ＳＴＹＬＥ　Ｍｅｎ’ｓ　Ｆａｓｈｉｏｎ編集長。早稲田大学を卒業後、日本経済新聞社入社。日経ＭＪデスク、編集委員などを経て２０１９年から現職。ファッション、富裕層消費、ブランドビジネス、経営課題など幅広く取材。２００２～２００３年パリのファッションビジネススクールＩＦＭ留学（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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[中嶋 太志]

ミッションやビジョンに基づき、顧客体験と作業工程を設計し計測・向上すべき数値を決め、それらの数値の価値と意味を社内に浸透させる。絶えず現状否定を繰り返しイノベーションの余地を探り、試行錯誤を重ねオペレーショナルエクセレンスを実現する。立場や境遇の異なる人のことを勉強し、相手の興味関心に歩み寄りながら会話を進め、相互理解を深める。理念や方針を率先垂範し体現し、各社員と直接対話し問題やニーズを把握し方針を決めて考え方を明示する。個別に対応するのではなく、上手く回る仕組みを構築し、社員が自ら考える力を育成する。

2023/05/28

[眉は目より太い]

言行録みたいなつくりで、意外と読みやすかった。内容も、ものごとの合理性を追求すると、こうなるよなといった感じで、素直に受け取れた。日本だとよくわからん既存のルールに思考が縛られがちだが、理不尽なものは理不尽なので、合理的か否か尺度は持ち続けねばと思った。著者の成功しているアマゾンジャパンの退任理由も、一個人としては共感できた。ブレない軸を持って生きることが、人生には重要なのだと思う。

2023/05/03

[Hiroyasu]

題名から期待していたのと違って、思っていた内容よりだいぶん軽めの内容だった。今の時代にあった企業理論を軽く、簡単に書いているだけ。 だいぶん若年層をターゲットとした内容。

2023/10/30