ハルキ文庫 時代小説文庫<br> 某には策があり申す―島左近の野望

個数:
電子版価格
¥902
  • 電書あり

ハルキ文庫 時代小説文庫
某には策があり申す―島左近の野望

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年04月25日 17時29分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 415p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784758442619
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

「天下の陣借り武者、島左近、死ぬまで治部殿の陣に陣借り仕る」―筒井順慶の重臣だった島左近は、順慶亡き後、筒井家とうまくいかず出奔。武名高き左近には仕官の話が数多く舞い込むが、もう主君に仕えるのはこりごりだと、陣借り(雇われ)という形で、豊臣秀長、蒲生氏郷、そして運命の石田三成の客将となる。大戦に魅入られた猛将は、天下を二分する関ヶ原の戦いでその実力を発揮する!従来の「義の人」のイメージを塗り替えた新たな島左近。期待の歴史作家による渾身の作品、待望の文庫化。

著者等紹介

谷津矢車[ヤツヤグルマ]
1986年東京都生まれ。駒澤大学文学部歴史学科考古学専攻卒。2012年「蒲生の記」で第18回歴史群像大賞優秀賞受賞。2013年『洛中洛外画狂伝 狩野永徳』でデビュー。2018年『おもちゃ絵芳藤』で第7回歴史時代作家クラブ賞作品賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nishiyan

16
「治部少に過ぎたるものが二つあり 島の左近と佐和山の城」と称された島左近を描いた歴史エンターテイメント作品。従来、義の人として捉えられることの多い左近を武田信玄の元で軍略を学び、その軍略を用いて大きな戦をしたいという武将として描き出している。これまで描かれてきた神格化された左近よりも家族関係に悩み、仕事に悩む等身大の左近に好感を持った。治部との出会い以前の話は興味深く読んだ。しかし曽呂利と策伝が出てきたところは笑ってしまった。同じ時代を生きた訳だからある話なのだけど。次作は誰が題材となるのか楽しみです。2019/06/13

YONDA

14
谷津氏の島左近は戦好きの荒武者。火坂氏の島左近とは全く別物で面白い。最後まで生に執着する姿には共感できなかった。いっそ酒巻に刺されて最後を迎えた方が清々しい。2022/05/27

ハッチ

13
★★★★☆島左近を描いた歴史小説。島左近と言えば筒井家からさった後、石田三成に半分の禄2万石を貰って家来になったというのが通説だか、この小説の島左近は客将として色々な家に陣借りして登場する。意外な一面もあり面白かった。2019/10/24

木賊

10
島左近の生き様を描く。或いは、戦乱の時代にしか生きられない人間の夢と終焉を、島左近という人物に仮託したのかもしれない。関ヶ原の頃の年齢から、人格者というイメージを勝手に持っていたので、死ぬまで天下の大戦を求め続ける人物像は中々新鮮だった。同系の人達からの尊敬、平和な時代の到来を受け入れた人達からの評価の対比も良かった。正直、説得力に欠ける部分もあるとは思うが、エンタテイメントとして面白かった。2022/05/26

茶幸才斎

8
大和筒井家の家臣だった島左近は、主亡き後、豊臣秀長の下で薩摩島津攻めに、蒲生氏郷の下で関東北条家の忍城攻略戦に、それぞれ客将として加わり功をあげる。かつて武田信玄に軍略を学んだと豪語する左近は、万の軍勢が激突する天下の大戦への参戦を希求し、そして石田三成との出会いが、彼を血に飢えた戦場の山犬へと変えて行く。銃弾の飛び交う中を駆け廻り、槍や刀で容赦なく敵兵を殺傷できる精神とは、それだけである種の境界を越えてしまっているのだろう。ハイテク戦争の現代では、戦国を生きた彼らの境地に達することは永久に不可能だろう。2020/01/06

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13747967
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。