内容説明
警視庁捜査一課殺人班に配属されて一週間。青山愛梨は殺人事件の現場に臨場した。被害者は、心療内科クリニックの医院長・武田紀一。捜査本部が置かれた目黒署で、愛梨は三年前に別れた夫の父親・吉澤と再会し、コンビを組むことに。捜査が難航するなか、被疑者の精神鑑定や被害者のカウンセリングなどで実績のある精神科医・渋谷も参加し、違う線から捜査を進める―。そこには、ひとりの女性をとりまく衝撃の事実が隠されていた…。書き下ろし警察小説。
著者等紹介
梶永正史[カジナガマサシ]
1969年、山口県長門市生まれ。『警視庁捜査二課・郷間彩香 特命指揮官』で第12回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し、2014年にデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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papako
60
さくっと。バツイチ刑事が元義父と捜査。元義父、もっと活躍するかと思えば、ただのいい父ちゃんでしたね。そして事件は、どちらも犯人は同じだと思っちゃいました。最初の殺人で分裂したのなら、原因はあれだし。渋谷先生の『殺した』発言はきっとそういうことだし。いろいろ読んでるから、読めちゃう内容でした。でも、愛梨が明るいし、元義父もいい人だし、読みやすいし、楽しめました。2020/04/30
momi
39
「あぁ、仕事の話がしたい〜」と捜査一課の女刑事が嘆く理由は… 捜査のコンビを組むことになったのが…おとうさん…だから!(元だけど…)と、始まりはOKなんだけど…。謎の精神科医が登場…でも、謎ってほどのものじゃないかな。事件の方も何となく途中から展開が読めるし、著者の作品で私が読んだ中では一番サクサクっとゆる〜い警察小説です!2019/01/08
達ちゃん
33
サクッと読めて面白かったです。新たな女性刑事の誕生ですが、元義理のお父さんのキャラがなかなかいい味出してました。2019/04/18
ゆう
30
バツイチの女刑事とコンビを組むのは元夫の父。いや、精神科医がバディなのか…?こんがらがる…まぁどっちもってことでいいか。クリニック院長殺人の事件も複雑でこの真実はつらい。 2019/07/06
み
26
さくさくと♪タイトルにヤな予感をしつつ、あぁやはり好みじゃない系の筋だったね…。愛梨さんも元義父さんも精神科医さんもキャラは嫌いじゃなかったです、続編出たら読みま~す。2019/02/27