内容説明
罪人に同情し、逃走の手助けをしたとして、同心の稲葉七十郎が蟄居を命じられてしまった。さらに、罪人から金を受け取っていた証拠が発見され、七十郎は引ったてられてしまう。一方、勘兵衛の上司、飯沼麟蔵が病に倒れてしまう。数日前に麟蔵から、代役を言い渡されたばかりだった。そして、その直後に勘兵衛は、七十郎が捕縛されたことを知り愕然とする。七十郎は、そんな男ではない…。修馬とともに、勘兵衛は、七十郎の濡れ衣をはらそうとするのだが―。書き下ろしで贈る、大好評シリーズ第十五弾。
著者等紹介
鈴木英治[スズキエイジ]
1960年、静岡県沼津市生まれ。明治大学経営学部卒業。1999年第1回角川春樹小説賞特別賞を『駿府に吹く風』で受賞(刊行に際して『義元謀殺』と改題)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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蕭白
7
ハラハラドキドキさせられたお話でした。安定感があって、いいシリーズだと改めて思いました。2016/03/10
わたしは元気
5
ドキドキしました。 勘兵衛、毎回狙われるけど、矢に狙われるとは。 でも、無事解決して楽松で、楽しいひととき。めでたしめでたし。2022/10/14
ねこランナー
1
最初からどっきり2024/01/18
ばるたん
1
何処かで歯車が狂ってしまった逆恨み。弓矢との闘いで決着。いよいよ最終号へ。。2022/11/13
Mikey
1
今回は七十郎が陥れられて捕縛されて、それを勘兵衛が解決と言う剣戟はあまりないが探偵物そのものの展開。現代ものより時代物が味があって粋な感じがするねぃ。 ってんで、あっという間に読了。いよいよ次は完結編だ。 2020/02/04