出版社内容情報
【目次】
内容説明
令徳大学文学部一年生の小佐野菜乃は、新歓合宿で同学年の蓬〓倫也、泉秋久と出会う。三人とも、オカルト好きという共通点で意気投合し、『怪異研究会』を立ち上げることになった。しかし、その後蓬〓が音信不通になり行方がわからなくなってしまう。泉がXで見つけた動画には、夜の草叢に首を微妙に傾けてまっすぐ立つ、蓬〓によく似た男性が映っていた。その動画が撮影されたと思われる場所へ蓬〓を捜しに行った二人は、禍々しい黒い靄をまとった無機物のような彼の姿を目撃する。一方、菜乃のもとに、十八年前に起きた凄惨な事件に関する差出人不明のメールが届く。そして、泉と菜乃の身にも異変が起こり始める…。
著者等紹介
遠坂八重[トオサカヤエ]
神奈川県生まれ。2022年、『ドールハウスの惨劇』で第25回ボイルドエッグズ新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ちょろこ
126
怖さが持続する一冊。「怪異研究会」を立ち上げた大学生3人。そのうちの一人が音信不通になったことを機に始まる廃集落ホラーは次から次へとありとあらゆる要素の怖さが持続する一気読みの面白さ。全ての元凶はN集落のY家にあるのか…?たくさんの日本人形によるお出迎えといい、まるで誰かに四方八方囲まれ見つめられるような時間がたまらない。導かれゆく真相になるほど、そこからのぐるぐる止まらない推測に危険信号が点滅し始めた。そしてたどり着いたものには鳥肌。ラストまで衰えることなき恐怖にやられた初読み作家さんに参りました状態。2025/09/02
ma-bo
103
遠坂さんは「死んだら永遠に休めます」に続き2冊目。大学1年生の菜乃と蓬莱、泉はオカルト好きで『怪異研究会』を立ち上げた。しかし蓬莱が音信不通になってしまう。18年前の殺人事件と幽霊屋敷Y家の都市伝説、2つのキーとなる廃集落N。相互扶助の会という謎の組織。メールやSNSの文面が沢山出てくるのは最近のホラー系ではよくある手法だね。 後半は菜乃と大学の藤石教授が現地に出向き(泉はほとんど出なくなってるやん)、謎は判明、解決!?するが、ラスト!また始まる恐怖か!!2025/12/17
星群
88
初読み作家さん。お、面白いんだけど、何だかよくわからない読後感です。つまり、怪異は2つあったってことなのかなぁ。体に呪符が埋まるって、どゆこと!?!?怖い。斜め上をいく怖さですな。シリーズ化されるのかなとか思ったけど、無理っぽいかな。てか、心霊スポットに興味本位で行く人の気持ちが理解できません。2025/10/08
yukaring
88
Y市のM家をめぐる因習ホラーミステリ。はじめは軽いタッチかと思いきやしっかりホラー、そして疾走感のあるサスペンスに謎解き要素もちりばめられていて読み応えは抜群。大学で『怪異研究会』を立ち上げたオカルト好きの小佐野、泉と蓬莱の3人。しかしある日蓬莱と連絡が取れなくなり、代わりに泉が見つけたのは蓬莱らしき男性が映る不気味な動画。彼の身を案じた2人は原因を探るべく蓬莱家やその集落を調査、知るべきでない深い闇へと足を踏み入れてしまう。そして迎える壮絶なラスト。あらゆる手で恐怖を煽ってくる夏の夜にピッタリな1冊。2025/08/25
ケイト
66
大学で出会った3人が始めた『怪異研究会』。実地調査をやっていたある日、メンバーひとりと連絡が取れなくなり訪ねて行った先で見かけたもの。じわじわと広がる恐怖、変貌していたメンバー。おぞましい都市伝説と囁かれている、廃集落のY家とどんな関連があるのか。そしてそこで目にした光景とはいったい。2転3転する先に真相が見えてくる。結末まで辿り着いたけど、これから始まる恐怖にゾッとした。2025/10/22




