出版社内容情報
小路 幸也[ショウジ ユキヤ]
著・文・その他
内容説明
豊臣秀吉に仕えた武将の家系に遺されていた一枚の絵。そこに描かれている肖像画とうり二つの女性が語り始めた。この絵を描いたのは、後世に明智光秀と呼ばれた人物だと。そして…かつて美濃の国と尾張の国の境目、木曽川の支流である二似見川のほとりにあった“いよの国”。その豊かで閉ざされた地には、争いがなく穏やかで豊かな“素晴らしき国”を造るための礎となる人材が育てられていた。そこで育った、智慧と力と様々な能力に長けた者たちは、“素晴らしき国”を実現できそうな、国を治める強い力を持った者の元に送り込まれ、その手助けをする。たとえば、織田信長に嫁いだ女や明智光秀のように―。
著者等紹介
小路幸也[ショウジユキヤ]
北海道生まれ。広告制作会社を経て、執筆活動へ。『空を見上げる古い歌を口ずさむ』で第29回メフィスト賞を受賞し作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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starbro
203
小路 幸也は、「東京バンドワゴン」シリーズ中心に読んでいる作家です。著者の新境地でしょうか、戦国時代歴史ファンタジーの小品でした。中途半端な状況で終了したので、続編もありそうです。 http://www.kadokawaharuki.co.jp/book/detail/detail.php?no=64252022/10/31
いつでも母さん
145
ここに開幕!とあった(汗)小路さんが描くファンタジーな歴史的物語って感じでしょうか。まずは始まりました~の、ご挨拶編って事ですね。2022/09/22
寂しがり屋の狼さん
82
小路幸也さんが描く歴史ファンタジー?(◕ᴗ◕✿)さて、この続きはあるのでしょうか?とても気になる2023/05/29
うののささら
79
ずっと28歳の美しい女性。全知全能のような存在感は日本が誕生したころから戦いのない善き国をつくるための人を育ててきたがあらそいはこの世の生き物の理。物語の舞台は欲望渦巻く戦国時代末期の美濃。美しき国をつくるため自分たちの伊代の国を拡げるんじゃなく強い国につく選択。信長に近づく絵図をどう描くか。美濃から明智をはじめ多くの英雄がでたのは偶然じゃなく必然。すべて起こるべくして起こった。これから村から優秀な人たちが信長の天下布武の助けをしていく。この話どこまで続くかな。2022/12/05
ポチ
52
時は戦国時代、戦いの無い平和な国『素晴らしき国』とは…。小路さんの描く歴史浪漫の幕が開いた。期待してます。2022/09/23
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