一迅社文庫
鈍感な僕と鋭い彼女

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  • サイズ 文庫判/ページ数 254p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784758042918
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

「先輩には、未来が視えてるのよ」彼女・櫛守棗は喜色満面の笑みを浮かべ僕・八塚武宏を指して、そう断言した。「わたしより年上なのに、そんな子供の空想みたいなことを本気で言ってるんですか?」淡々とした口調で反論した妹の小詠も胡散臭そうに僕を見つめる。そんな二人の視線を受けて、僕は―とりあえずアイスコーヒーで喉を潤した。そう、僕には小さい頃から、少し先の未来が視える妙な能力が確かにあった。でも、なぜ赤の他人である棗が僕の秘密を知っているのかというと…。

著者等紹介

にのまえあゆむ[ニノマエアユム]
2009年、『デウス・レプリカ』(HJ文庫)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

524

6
☆6 ちょっと先の未来が見えてしまう主人公と、感性が鋭いヒロインの異能ラブコメ。ストーリーも能力もかなり地味だけど読みづらいわけではなく、ギャグなんかもクスッとくる。キャラ描写もいいのがこの作者のいいところ。由緒正しいツンデレです。ただ、タイトルにある鈍感成分はどうでもよくなってしまったのが…。そしてやっぱりセールス的に続編が期待できないのが悲しい。【お気に入りキャラ:八塚小詠】2012/03/06

葦附

4
五分後の未来が自動発作的に見える主人公と、洞察力の優れたヒロインのお話。■ヒロインの語りの部分は、読者からすれば答えが分かってることに説得力を持たせるために理屈こねてるみたいな読み方しちゃって、正直あまりおもしろさは感じなかったかな。でもたぶんそこが売りではないんですよね。ツンツンしてるときの妹がかわいかったです。挿絵も素敵。2017/07/14

シフター

3
面白かった。異能ものでラブコメなんだけど、厨二っぽさが無く、ハーレムでもないし、何より地味。順序立てて能力を解析していくところは、能力の仕組みとかを自分で説明しちゃうような作品よりも自分は面白いと思った。終わり方的に続編は無さそうだけど、文章は読みやすく、テンポが良かったので、この作者の新作が出たら読んでみようと思う。2012/03/07

1_k

3
異能モノの割には全く派手さのないお話。能力も非常に地味ーなもの。別にけなしているわけではなく、私は好きですが。厨二を前面に出したいかにも売れ筋狙いな奴よりも、安心して読める。2012/02/01

NullPoEx

3
ヒロインが鋭いキャラクターなのでサクサクと進んで面白かったです。後、可愛いし。 今後、ヒロインに求められる責任は重大なものになると思いますが、それを乗り越えられるかどうか心配です。 気に入ったキャラ:小詠。気に入った挿絵:43P、驚愕。お気に入り度:★★★★☆2012/01/28

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